近年、男性インストラクターを募集しているヨガスタジオも多く、今後も需要が高まっていくことが予想されます。実際、男性ヨガインストラクターの働き方にはどういったものがあるのでしょうか?男性のヨガインストラクターの資格取得について、詳しく確認していきます。
ヨガインストラクターを仕事にした場合、スタジオ勤務や派遣インストラクターなどさまざまな働き方ができます。働き方によって給料も前後することが考えられますが、専門性をつけることで給料アップを目指すことができるでしょう。男性ヨガインストラクターの仕事について解説します。
ヨガインストラクターの給料事情 | |
ヨガインストラクターとしての働き方 | ・出張講師や派遣インストラクター ・スタジオ勤務などの正社員 ・ヨガスタジオ経営 |
収入アップを目指すために必要なこと | ・ヨガの専門性を高める ・ヨガ以外の得意分野を活かす |
ヨガインストラクターの給料事情
ヨガインストラクターとして働いた場合、給料は大卒の初任給の平均と同額、もしくはやや少ないと考えられます。
たとえば、一般的なヨガクラスの単価を3000円とし、これを1日3クラス行い、22日間働いた場合は以下になります。
●3,000円×3クラス×22日=198,000円
(クラス単価×1日のクラス数×働いた日数=月収)
ここから交通費などの諸経費が引かれます。ヨガの経験歴や雇用形態、知名度によっても左右されるため、一概には言えませんが、上記の金額を目安として考えておくと良いでしょう。
ヨガインストラクターとしての働き方
ヨガインストラクターの働き方も十人十色。場所を問わず、さまざまな形態でレッスンを行うことができます。ヨガインストラクターとしての働き方について、細かくみていきましょう。
出張講師や派遣インストラクター
資格取得後、業務委託契約を結んでフリーランス(個人事業主)として活動する方もいます。ヨガ講師を本業にしている場合もあれば、正職は異なるけれど空いた時間を利用し、副業でインストラクターをしている方もいます。
いくつかのスタジオやスクールと契約をし、掛け持ちでレッスンを行なったり、イベントやワークショップを開催したり、依頼先に出張してレッスンを担当したりと、型にはまらないスタイルでの働き方が可能です。
スタジオ勤務などの正社員
正社員でインストラクターを募集している業態には、ヨガスタジオやカルチャー教室、フィットネスクラブなどが挙げられます。
こうした施設に正社員として就職をした場合、レッスンももちろん行いますが、同時に教室の運営やイベント開催の企画にも携わっていく場合もあるでしょう。
また勤務先のスタジオなどが全国に展開している場合は、他の職業と同様、転勤する可能性もあります。
ヨガスタジオ経営
卒業校でインストラクターの認定を受けたのち、ヨガインストラクターとして独立や開業を行うことができます。ヨガのレッスンは、収容人数などの縛りはありますが、基本的にヨガマットと身体を存分に動かせるだけのスペースが確保できれば開講が可能です。
ヨガを生徒に指導することはもちろんですが、利益を生み出すマネジメント力も問われます。自分のヨガのコンセプトを伝えつつ、集客や運営方法といったビジネスの観点からヨガを考えることも大切になるでしょう。
収入アップを目指すために必要なこと
給料の面において、会社勤めの方と基本的には大きな差はないものの、自分の努力次第でアップさせることができます。収入をあげるためには、どういったことが必要になるのでしょうか?
ヨガの専門性を高める
ヨガの専門性を高めることは、収入アップの一つの手段です。
ヨガにもさまざまなジャンルが存在しており、自身の目標としていた資格を取得したあと、より深く追求していくことで講師の個性が生まれてきます。学んでいくなかで、自分が深掘りしてみたい部分も出てくる場合もあります。
また、次のステージの資格や専門的な知識を得ることのできる資格の取得を目指すのも良いでしょう。講師になってからも学び続ける姿勢は大切になります。
ヨガ以外の得意分野を活かす
ヨガインストラクターを目指すにあたって、自分の強みなどヨガ以外の分野と組み合わせるのもおすすめです。ヨガとの関連性がないものだったとしても、工夫次第で融合することができ、新しい世界を見出せる可能性があります。
たとえば、スポーツが好きならヨガをトレーニングに活かしてみたり、ヨガの持つリラックス効果を他の業種に活かしたりなど、組み合わせは自由自在。ヨガの効果を活かすことで、得意分野の活動の拡大にもつながるかもしれません。
男性ヨガインストラクターの強み
男性対象のヨガスクールやスタジオも登場し、今後の需要が期待されている男性ヨガインストラクター。女性のインストラクターが多いなかで、男性のヨガインストラクターにはどういった強みがあるのでしょうか?
体力があること
一般的に、男性は女性よりも筋力量が多く、疲労からの回復も早いとされています。静かな動きであっても体力を消耗するヨガですが、ホットヨガなど通常の講義よりも体力を使うことになるでしょう。
体力があることは、受け持つレッスンの内容や1日のレッスン回数に影響するため、十分なアピールポイントになると言えるのです。
インストラクターとして長く活動できる
男性のヨガインストラクターは、長く活動することができます。女性には止むを得ず生じてしまう現場を離れる時間が存在しますが、男性が現場を離れなければいけない可能性は低いです。
インストラクターの常駐が必要な場合など、慢性的な人手不足を解消にもつながります。また、講師の数が多くない男性インストラクターの需要は高いため、勤務形態を問わず重宝されると言えます。
男性生徒の悩みに共感できる
男性受講者の気持ちに共感できる点も強みといえるでしょう。女性専用のスタジオに向かう女性がいるように、男性からレッスンを受けたい受講生もいます。きっかけや目的がひとり一人異なるなか、悩みや不安を相談しやすい環境があるのは心強いです。
女性インストラクターのイメージが強かったヨガですが、男性インストラクターの視点は女性とは異なります。悩みはもちろん、同性だからこそできる指導方法もあるでしょう。
OMYOGAで資格取得を目指す
OMYOGAでヨガのインストラクターを目指すのに、性別は関係ありません。OMYOGAでも男性の受講生がおり、弱みを強みに変えられるようなレッスンを展開しています。身体が硬いといった悩みも一緒にクリアしながら、自身の可能性を育てることができます。
初心者と経験者の割合
現在、資格取得に向けて受講されている方のヨガ歴は、初心者〜1年未満の方から、すでにインストラクターをしている方までさまざまです。全体では初心者は2割程度ですが、都内では4割を占めています。近年は、初心者から資格取得を目指す方が増えているのです。
またヨガ歴に関係なく、技術の習得度は人によって差があります。不明な点は講師が丁寧に指導するため、自分のペースで学ぶことができます。
体が固くても大丈夫
ヨガインストラクターを目指すにあたって、体の柔軟性に悩む必要もありません。OMYOGAでは解剖生理学の講義から入り、身体の構造について部分ごとの基礎から学ぶことができます。アーサナなどのポーズの解説は解剖生理学を基にして進めるため、自分の体の構造を意識して行うと良いでしょう。
実際、男性の受講生のなかには「体の固さが不安だった」という方もいますが、「講師の方の経験談から、体の固さは強みになることが分かった」とのこと。自分の体の特徴を活かした指導ができると、講師としての強みにもつながるのです。