ヨガインストラクターに向いている人は、「ヨガが好き」で「人との関係性を大切にしている人」です。
ただし、向き不向きを考えるよりも、もっと大切なことがあります。
それは「向いている」ことをすべき、「向いていないこと」はすべきでない、と決めつけず、ヨガインストラクターになるかならないかを「自分で決定する」ということです。
向き・不向きは確かにあるかもしれません。でもあなたがヨガインストラクターに興味を抱いている時、もしも周りから「あなたはヨガインストラクターには向いていないんじゃない?」と言われたら、そのまま諦められるでしょうか?
今向いていないと感じても、インストラクターになった後から改善していけば良いのです。
なぜなら多くのヨガインストラクターが「ヨガが好き」という気持ちを胸に
苦手を克服しながら今現在も活躍しているからです。
筆者も「ヨガが好き」という思いを胸にヨガインストラクター養成講座説明会を受けました。その後1年間悩みに悩んでようやく8年勤めた銀行を退職し、ヨガインストラクター養成講座を受けた経験があります。
そして今では縁あって卒業した学校であるOMYOGAの事務局で養成講座の説明会や受講生のフォローをする仕事をしています。
このお仕事を通して、多くのインストラクターの方達とお会いしてきました。
ここでは、筆者が多くのヨガインストラクターと接する上で感じてきたことを交えながら
ヨガインストラクターが自分に向いているのか悩んでいる方に向けて、
「向いている人の条件」と「活かせる特長」、「向いてない」と思った時の解消法ついてご案内します。
読み終えていただければ、ヨガインストラクターを将来の選択肢の一つとして取り入れていただけると思います。
CONTENTS
ヨガインストラクターに向いている人2つの条件
この章では、ヨガインストラクターに向いている条件として「ヨガが好きなこと」と「人との関係性を大切にしていること」の2つを挙げています。
この条件は筆者自身が、OMYOGA RYT200を卒業した後、ヨガインストラクター活動をする中で出会った同業の方々や、その後OMYOGA事務局でRYT200受講検討者向け説明会や講座で多くの方と接してきた経験から感じたことです。
それではこれよりヨガインストラクターに向いている人2つの条件についてご紹介していきます。
①ヨガが好きなこと
「ヨガが好きな人」はヨガインストラクターに向いています。
なぜなら好きなことであれば、やりがいを感じやすく、没頭する時間は充実感を得ることができるからです。どのように将来に結びつくのかはわかりませんが、「好き」だと「知らないことを知る楽しみ」を感じることができ、学びを深めていけます。
その学びがいつかは「インストラクターとして誰かに伝えたい」となるかもしれません。
実際にRYT200の講座を学んだ生徒の多くが「ヨガが好きだから」「知りたいから」という理由で学びをスタートしています。
OMYOGAは2014年からRYT200・RPYTの資格取得専門スクール事業を立ち上げました。そして2015年以降、RYT200の講座を毎年約20本開催しており、2021年6月末までの間で1313名が受講しています。
受講生人数 | 講座数 | |
---|---|---|
2015年 | 180 | 20 |
2016年 | 264 | 22 |
2017年 | 254 | 18 |
2018年 | 155 | 15 |
2019年 | 98 | 13 |
2020年 | 267 | 26 |
2021年6月まで | 95 | 9 |
OMYOGA RYT200 受講生人数と開講講座数 (2015年〜2021年6月末)
RYT200の講座を受講した生徒さんには講座終了時にアンケートを実施しています。
そのうち、昨年2020年度開催時(RYT200開催数26 受講者数267名)に実施したアンケートより、
「なぜヨガを学びたいと思いましたか?」の質問の答えにつき下記いくつか抜粋してご紹介します。
Q.なぜヨガを学びたいと思いましたか?
OMYOGA RYT 200 最終日アンケートより
・もともと興味があり、コロナで時間ができたから(ヨガ歴 数回 学生)
・ヨガをもっと知りたくなったから(ヨガ歴 8ヶ月会社員)
・こころと身体を整えたかったから(ヨガ歴1年 自営業)
・年齢とともに体の変化にうまく適応できなくなった為(ヨガ歴2年 パート勤務)
・自分の健康のため・興味があったから(ヨガ歴 2年 モデル)
・健康維持・体幹や神経のバランスを整えたいから(ヨガ歴3年 無職 )
・ただポーズを行うだけでなく体について知った上でもっと学びたいと思うようになったから
(ヨガ歴 7年 陶芸家)
・ヨガをしていて気持ちいいな、好きだなという感覚があり、深く学んでみたいと思った(ヨガ歴 8年 薬剤師)
・レッスンを受けていく中でより深くヨガを知りたいと思ったから(ヨガ歴10年主婦)
・仕事のストレス解消とヨガへの興味と楽しみの為 (ヨガ歴 12年教員)
・ヨガが好きだけど全く知識がなかったから(ヨガ歴 15年 主婦)
このように「好き」・「知りたい」・「興味があったから」という意見が多く挙げられました。
楽しみや興味、充実感などの「好き」から派生したポジティブな感情は、その場その場で判断したり行動したりすることのレパートリーを広げるといわれています。
「ヨガ」と、一言で表しても、アーサナだけでなく呼吸法や解剖学、生理学、心理学、哲学、瞑想など幅広い分野があり、それぞれを深めていこうと思ったら学びは一生続きます。
初めのうちは純粋に自分のために、自分が好きと思えるものを好奇心の赴くままに学ぶ。
なかなか成果が出なかったとしても、好きなことができる喜びを第一に考えてみましょう。
② 人との関係性を大切にしていること
人間関係を大切にしている人は、ヨガインストラクターに向いています。
なぜなら、人との関わりを大切に、思いやりを持って接することで「この人に教えてもらいたい!」とファンが増えることに繋がるからです。そしてそれは、やりがいにも繋がります。
・元気になりたい
・不調を改善したい
・ダイエットしたい
など、ヨガクラスを開くようになったら、多くの要望を持った生徒さんと接することになります。
生徒さんと打ち解けて会話を楽しむことができると、会話の中からどのようなことを望んでいるのかがわかってきます。
「生徒さんがヨガを受けた後、笑顔で帰れるように。」会話の中から気づいた要望に沿って、クラスの構成やアジャスト、声かけなどを日々能動的に考えて、実践していきます。
そうすると、生徒さんの変化や成長を間近で感じられる為、インストラクター自身の大きなやりがいにもなるのです。
ヨガインストラクターは「ヨガとの出会い」を与える重要な役割です。
「初めてヨガに触れる人」が「ヨガを好きになる・ヨガをする人」になるきっかけはあなたかもしれません。
ヨガインストラクターであなたが活かせる4つの特長
2章ではヨガインストラクターで活かせる4つの特長をご紹介します。
下記4つの特長にいずれかあてはまるのであれば、あなたはヨガインストラクターに向いています。
① コミュニケーション力がある
② 営業力
③ 接客経験がある
④ デジタル面に強い
自分にはどれも当てはまらない・・と焦らなくても大丈夫です。
今当てはまらなくても、これらはインストラクターになった後から身につけていけばいいのです。
それではその特長について1つずつ解説していきます。
①コミュニケーション力がある
コミュニケーションをとることが好きな人はヨガインストラクターに向いています。
そもそも、「コミュニケーション力」とは「人の気持ちや感情をくみ取り、意思疎通ができる力」のことです。
ヨガインストラクターは、生徒さんとの会話だけではなく、顔の表情や体の状態を汲み取って、必要なアジャストや言葉がけを行いますので「コミュニケーション力」はとても大切な能力といえます。
コミュニケーション力にはあまり自信がないかも・・・汲み取ることができないわ・・・という方、心配しないでください。
コミュニケーション力も実践と練習で向上できるものです。
コミュニケーションには【非言語コミュニケーション】と【言語コミュニケーション】があり、それぞれを意識して取り入れることでコミュニケーション力を高めていけるでしょう。
①-1【非言語コミュニケーション】
非言語コミュニケーションは具体的な言葉以外のあらゆる情報から、互いの感情や考えを読み取るコミュニケーションです。
生徒さんに対して、安心感や好感を持ってもらうためには、先生から与える言葉以外の要素もコミュニケーションには重要です。
・話すスピードをゆっくりする
・声のトーンを普段より高めにする
・レッスンの進行に合わせて声の大きさを調整する
・身振り手振りをいれる
・表情は笑顔or口角をあげておく
いかがでしょうか?すぐに取り入れられるものばかりですね。
続いては会話の際に気をつけるべきことをご紹介します。
①-2【言語コミュニケーション】
言語コミュニケーションは、レッスン中だけでなくレッスン前後の会話によるコミュニケーションです。
コミュニケーション力に自信がない場合でも下記の3つを意識して会話をしていくことで大きく成長するでしょう。
【相手の話を正しく聞く】・【相手の気持ちに共感する】・【相手に正しく伝える】この3つです。
例としてあなたがレッスンを行う前の生徒さんとの会話を想像してみましょう。
会話例 | 意識すること | |
---|---|---|
あなた | 「〇〇さん、体調はいかがですか?」 | 【相手の話を正しく聞く】 |
生徒さん | 「肩こりがひどくて、なかなか寝付けないです。」 | |
あなた | 「肩こりがひどくて寝付けないんですね」 | 【相手の話を正しく聞く】 |
あなた | 「それはとても辛いですね。」 | 【相手の気持ちに共感する】 |
あなた | 「普段どういう姿勢が多いですか?」 | 【相手の話を正しく聞く】 |
生徒さん | 「仕事でPC作業が多くて、前屈み姿勢が多いです。」 | |
あなた | 「PC作業が多いと肩が重だるくなっちゃいますよね。」 | 【相手の気持ちに共感する】 |
あなた | 「今日のレッスンでは肩コリを改善するため肩甲骨を動かすポーズを多めに入れて、最後リラックスの時間を増やしましょうか・・・」 | 【相手に正しく伝える】 |
このような流れで、気持ちや感情を察することが元々苦手でも、【相手の話を正しく聞く】ことをしっかり行うと対応ができますね。
そしてこの中でも、特に【相手の気持ちに共感する】ことはコミュニケーションを築くうえで非常に重要です。
上記をいつも意識しながら生徒さんとの対話に臨むことで、コミュニケーション力を高めていくことができるので、実践あるのみです。
②営業力がある
営業することを楽しんで発信や行動することができる人はヨガインストラクターに向いています。
なぜならヨガインストラクターにおける営業力とは生徒さんの信頼を獲得し良好な関係を維持する能力だからです。
②-1【まずは知ってもらうこと】
自分にどういう魅力があるのかセルフプロデュースできるかどうかが求められます。
HPやSNSを通してどんなレッスンをしているかの告知だけでなく、
普段からどんな考え方・発言をするか食事や趣味なども含めて日常を発信し、自己開示すると生徒さんから親近感を持たれ易くファンが増えることもあります
②-2【コンセプト作り】
たくさんのヨガスタジオがある中で自分の売りとは何か・ターゲットは誰かを明確にしておきましょう。
・他のヨガ教室にはないこだわりや得意分野は何か
・レッスンのターゲット層はどうか?
上記が明確であると、その情報をみた人が「自分に向いているかも」や「行ってみたい」と思えるからです。
②-3【地域との関わりと体験レッスン】
地域のお店等に名刺やチラシを配ったり、お店の人と仲良くなってその場所をレンタルするなど、スタジオ以外で体験レッスン等を行いましょう。
「ヨガスタジオは敷居が高い・・」と感じている人やヨガと接する機会がなかった人への間口を広げることができます。
また、地域の人への認知度を上げていくという地道な活動がクチコミになり、集客につながるでしょう。
一つ一つ丁寧に行うこと、そして地域との繋がりや一人一人の生徒さんとの関わりを大切にレッスンしていくことが営業力になっていきます。
③接客経験がある
接客経験がある人はヨガインストラクターに向いています。
接客業は、お客様の声に耳を傾ける“傾聴力”や店内全体を見渡して適切な行動をとる“観察力”、お客様への細やかな“気配り”などが身につきます。これらはすべてヨガレッスンを行う上で必要なスキルです。
しかし、経験がないからといって、諦める必要はありません。
こちらもヨガインストラクターをしながら体得できるものですが、下記を意識して生徒さんと接していくといいでしょう。
③-1【傾聴力】
傾聴力とは相手の話に耳を傾け、熱心にきくスキルのことです。言葉の意味を理解するだけでなく、表情や声のトーンなどまで注意を払い、相手の気持ちに寄り添いながらきくことです。
まずは生徒さんのほうに体を向け、顔や目を見るようにしましょう。姿勢は前のめり気味にして、相手にリラックスしてもらえるよう柔らかい表情を心がけるとよいでしょう。
③-2【観察力】
観察力は五感すべてを使います。
そして、観察力がつくと人や環境のちょっとした変化にも気づくことができます。生徒さんの雰囲気や喋り方がいつもと違うかも?といったように少しの変化に対しても敏感であると、「いつもと違って元気がないようですが、どうかしましたか?」というような声かけができ、そこから生徒さんが求めるニーズを知ることもできます。
観察力を鍛える方法のコツは、「五感を意識すること」です。
日常生活で私たちは、見えるもの・触るもの・聞こえるものなど当たり前にあるものは無意識に感じています。それらを意識して感覚を研ぎ澄ませてみてください。
実はずっと聴こえているクーラーの動作音や、肌に触れている服の素材感など、意識してみましょう。簡単にできる方法ばかりなので、無理せず鍛えることができます。
③-3【気配り】
気配りとは、相手を思いやり、スムーズに物事が進むよう、先回りしたり、必要な時に瞬時に行動ができることです。
いきなり率先して動くことは難しいですが、気配り上手になるには、「周りを観察すること」をまず心がけてください。
③-1【傾聴力】や③-2【観察力】と合わせて意識することで、段々と状況や相手の立場に立って考えることに慣れてくると、求めるものをぴったりのタイミングで提供できるようになってきます。
④デジタル面に強い
デジタル媒体をうまく活用できる人はヨガインストラクターに向いています。
集客のためにブログやSNSを利用するのは今や一般的です。
SNSを利用した集客の方法や、オンラインレッスンなどの新しいコンテンツを取り入れることでレッスン開催の機会が多くなり、顧客の幅は広がります。
では、SNSを全て網羅して発信すればいいのか・・というと、そうではありません。
一番大切なのは、SNSやコンテンツのそれぞれの特長を理解して、「楽しんで続けられるもの」は何かを選択することです。
SNSを使用する上で集客に結びつけていくには、発信したままにせず、ターゲット層がよく見ている投稿はどれで、見てもらいやすい時間帯はいつなのかなど、分析ツールを使用して改善をしていくことが重要といえます。こういった作業が苦ではないことがポイントです。
ではどうやってSNSやコンテンツを選択していくかというと、
②-2章でご紹介した【コンセプト作り】でご紹介した、
・他のヨガ教室にはないこだわりや得意分野 はどの媒体であれば紹介しやすいか
・レッスンのターゲット層 が使用しているSNSは何が一番多いのか
に合わせていくといいでしょう。
SNSは下記のような特長が挙げられます。
Facebook
地域に根ざしたクラスを開きたいならをFacebook活用する。
地域密着したイベントや、ビジネスで利用する人も多く、ユーザーの友だち経由で知ってもらえる確率が高いのも特徴です。
30・40代 を中心に国内に約2,800万人のユーザーがいます。
Instagram
リラックスできる空間や雰囲気を伝えたいならInstagramを活用する。
Instagramは投稿の中心が写真か動画であるため、視覚で感性に訴えやすいので教室や講師の雰囲気を伝えるために効果的といえます。
20・30代の女性を中心に国内約2,900万人のユーザーがいます。
Twitter
クラスやイベントの告知としてTwitterを活用する。手軽に配信ができるので、リアルタイムな情報を発信するのに向いています。
また、「今日のミニヨガ講座」のような形で豆知識を配信するのもいいですね。
20・30代を中心に国内約4,500万人のユーザーがいます。
それでもやっぱりデジタルは苦手意識がある場合、フリーランスではなく、ヨガの会社に就職するという方法もあります。
ヨガの会社に就職する場合
研修制度があるため、デジタル面に必ず強い必要はありません。
ヨガの会社に所属している社員は、そもそもSNS等での個人的な発信を禁止しているところもあります。
業務内容にSNSやブログの更新が含まれる場合もありますが、発信するおおまかな内容が決まっていたり、テンプレートがある場合もあります。そしてオンラインヨガ等の新しいコンテンツ導入がある場合も事前研修があるので個人的に詳しくないといけないということはないようです。
ここまで、ヨガインストラクターであなたが活かせる4つの特長をご紹介してきましたが、
それぞれ得意不得意があるのはあたりまえです。
ヨガインストラクターになりたいと思った時、得意な分野を伸ばしつつ、苦手な分野や足りない部分を少しずつ克服する努力をすることが、あなたのヨガレッスンの個性にもつながっていくでしょう。
「向いていない」と思っても、「とりあえずやってみる」
2章で紹介した4つの特長をみて自分には向いていない・・と思った方がいるかもしれませんが、
やってみたい気持ちがあるならまずは悩む前にとりあえず一歩を踏み出しましょう。
とりあえずやってみる…頭で分かっていても、それを実現するのは難しいです。
多くの人は、できない理由・やらない理由を探して、自ら行動を抑制してしまいます。
行動せずに先に計画を立てでモチベーションを高めていたら、計画倒れになり自信を失うことにも・・・。
それに比べて、とりあえずやってみる!の場合、徐々に成長する自分を実感できるでしょう。
実際にRYT200を受講してインストラクターとして活躍していても、
およそ6割が一度はヨガインストラクターに向いていないと感じたことがあることが分かったのです。
それでもみなさん、継続して活躍しています。
OMYOGAのRYT200卒業生が自身のヨガのレッスンを行う中で、 「ヨガインストラクターに向いていない・向いていないかも・・と思ったことがあるか」というアンケートを実施しました。
・RYT200卒業生が感じる向き不向きの意識調査
調査期間: 2021年7月23日~2021年7月26日
調査対象:OMYOGA RYT200卒業生 1,361名
調査方法: BCCメールを配信し、グーグルアンケートフォームに入力してもらう
自分自身がヨガインストラクターに向いていない・向いていないかも・・と思ったことがありますか?(回答件数:166件)
どんなときに向いてないと感じたのかというと・・・(一部)
知識/経験に関すること 28名
・ヨガを教える側として、体や心についての知識が足りていない時
・身体の事で質問された時の答えに困ってしまった時
・誘導が上手くいかない 等
人への伝え方・表現力に関すること 25名
・声が通らない
・きちんと生徒さんに伝えたいヨガが伝わっているのか、わからない時。
・伝えたい事などをうまく言葉にまとめられない
・向いていないと思った時自分の課題がみえてくる等
集客に関すること 20名
・集客やSNSでの宣伝に疲れたとき。
・セルフプロデュースが苦手(宣伝文がうまくかけない)
・ヨガを通して誰かの健康力に貢献したいのに、収入ばかり気になった時
生徒との関わり方に関すること 10名
・相手の立場になれない。
・生徒さんの反応がない時は不安。
・生徒さんと会話が弾まない時
身体的なことに関すること 10名
・柔軟性が足りてない
・腰を痛めやすい
・体調管理が難しい
このようにインストラクターになってから悩むこと・向いていないと感じることはたくさん出てきます。
それならばやる前から諦めてしまうのは勿体無いです。
とりあえずやってみてから、続けるかやめるかを判断しても遅くはありません。
「ヨガインストラクターになる!」自分で決断した人は向いている
ヨガインストラクターになると自分で決断した人は向いています。
なぜなら、自ら考えて決めた決断は、内発的な動機付けとも言われ、積極的にやり抜く意思が強固になると言われています。
自分ではない、外から言われて決めたことは、外発的な動機付けとも言われ、自ら考えて決めた決断よりも意思が弱くなるのです。
人からアドバイスをもらうことはとても大切ですが、「向いてない」という意見は、正しいとは限りません。
私自身、RYT200を受講する前まで地元の信用金庫で8年ほど働いていました。
退職してヨガインストラクターになると決めた時、相談した家族には「向いていない」と言われました。
その時に「向いてない」の意味を私は「才能がない」「適性がない」 とネガティブに受け取りました。
それでも「やりたい」と思って、反対を押し切る形でインストラクターになっています。
3章で紹介したアンケートの続きになりますが
アンケートでは他にも下記質問をしていました。
ヨガインストラクターする(していた)上で、「欲しい!」と思う(思った)スキルや知識、今後学びたいことはありますか?
という質問に対して下記結果となりました。
活躍しているヨガインストラクターの6割が「向いていないかも・・」と悩みながらも、
足りないところは後から補おうと考えています。
現役のヨガインストラクターは、向いていないと思った内容は、「克服すべき今後の課題」として捉えているのです。
向いていないと言われた理由は冷静に分析し、改善できるところは改善する、改善できないところは他のアプローチを考えるなど、自分の成長につなげるべき向上心が伺えます。
いきなり全てを網羅したインストラクターはいません。
最初はみんな初心者です。
1年目インストラクターになる
1年目〜2年目クラスを開催して経験を積む
2年目〜3年目以降 苦手を克服しつつニーズにあったクラス開催を増やす
こうしたゴール設定を明確に行いそれぞれ達成することで、達成によって得られる充実感を感じながらインストラクターを続けられるでしょう。
最終的には自分が将来どうなっていたいかをよく考察し、自分で決定していってください。
最後に
最後に、実際にヨガインストラクターになった人達でも悩みはつきません。
あなたが「頑張りたい、成長していきたい」という向上心を持っているなら「とりあえずやってみる」のチャレンジ精神をもってインストラクターへの道を突き進んでください。