ヨガの効果には見えるものもたくさんありますが、
見えない効果もたくさんあると感じています。
その中の一つ「分泌系」もヨガをすることで整えたりすることができます。
私たちの身体はつねに、生きていくために必要な体内調整が自然と行われています。
この現象のことを「ホメオスタシス」といいます。
ホメオスタシスは、神経系・内分泌系(ホルモン)系・免疫系の3つで成り立ち、これらのバランスが良い時、人は健康と言われる状態で、心身へのストレスを解消するための自然治癒力が最大に発揮されます。
(解剖的だと上記の説明 ヨガの言葉にすると…
ハタヨガにおいては、プラーナはナーディーを移動するもの
人体におけるプラーナは分泌物、ナーディーは管系、チャクラは3つの主要なナーディーが重なるポイント。まさに上記でいうバランスが良い時=チャクラが輝いている。
卒業生の皆さんは覚えてるかな??神秘体が輝いている状態ですね^^)
OMYOGAの解剖学の1ページ目はこのホメオスタシスの説明から始まり、神経系、分泌系、免疫系へと進みます。
この中でもホルモン分泌は、大きく変わる時に、心身のバランスを崩します。
思春期、妊娠、産後、更年期 これらは全てホルモンバランスが大きく崩れる時…
今回は自分自身も体験し苦しんだ産後のホルモンバランスについて書きたいと思います。
出産後の眠れないほど続く脚の痺れからガチガチな身体をほぐすべくはまったヨガですが、身体が楽になった時に初めて心が病んでいたことに気づきました。笑
今だから笑い話にできますが…同じように苦しんでいる方も今現在も身近にもおられます。
出産後は身体も疲労しています。
妊娠中のホルモンバランスが急激な変化をするにあたり
産後ウツ・産後クライシスのような状態に陥ることも少なくありません。
産後は自分自身の回復をしながら赤ちゃんを育てるために必要なホルモンの分泌が始まります。
その中で、プロラクチンという下垂体から作られるわずかなホルモンがあります。
その効果は、子宮収縮の作用・出産後の母体回復を促す・排卵を抑制し産後すぐに妊娠出来ないようにする、などです。
産後、夜の授乳などで2.3時間毎に起きて睡眠不足になりますが、それでも身体は元気に大丈夫なように保ってくれるのもプロラクチンの働きです。
しかし…赤ちゃんを守りたい一心で、他の人に攻撃的にもなると言われています。そのため、パートナーに攻撃してしまうこともあるのですね…。
ホルモンバランスを自分でコントロールすることは難しいかもしれませんが、
その働きを知っていれば、捉え方を変えたり、周りの友人と話をして、協力してもらったりもできると思います。
パートナーとオススメしたいのは「褒め合いワーク」。
マタニティーヨガの講座の中でも行ったものです。
ワークだから褒めてもらえる、相手は頑張って褒めてくれているのだ、とわかってはいても、
ワークが終わった後はとても嬉しい気持ちになったので、最近は友人夫婦にもオススメしています。
皆さんもどうでしょうか???笑
産後は体幹筋が著しく低下し、思うように身体が動かなかったり、
できない動きも多いですが、呼吸や瞑想、基底面の広い体幹筋を使う動きなどでヨガを取り入れるのもオススメです。
できることから少しづつ。
まずは知ることから始めてみませんか??
最近、このホルモンバランスに関しての話題に友人と盛り上がりました。
友人は、思春期の時代に、母親に『今あなたが感じているこのどうにもならないイライラは誰のせいでもないのよ、あなたのせいでも私のせいでもない。全てはホルモンのせい。今はわからないかもしれないけど大人になったらわかるわよ。』と言われたのを良く覚えていると。。。
まさに全てはホルモンのせい!!
と自分にも言い聞かせ、最近思春期を迎えつつある娘との奮闘の日々なのです。