みなさまこんには、まりもです。
今回は新・中立プロジェクトの「言葉選び」を紹介してみます。
現在、新・中立プロジェクトは比較的緩やかなスケジュールで進んでいます。
実は既存の中立理論の構成をベースにして、すでに昨年3月の時点で一度全体の構成Ver.1はできていました。
しかし、「より分かりやすくするために中立理論の定義や構成そのものを見直そう!」ということで舵を切りなおし、中立理論を根本から見直す整理を一つ一つ丁寧に進めているところです。
新しい中立の「言葉選び」
私自身が中立の理論を計4回学習者として学んできたので、それを元に私自身が学ぶ中で
この伝え方だと分かりにくいな
この順番で話してくれればよかったのに
この話も盛り込んでほしかったな
というところを整理してアウトプットしたものが、全体の構成Ver.1。
そのVer.1の時点の内容を踏まえつつ、新しい中立では「中立ってなんだっけ?」という説明にかなり厚みを出し、こだわって慎重に言葉選びをしています。
プロジェクトコアメンバーの3名(代表の吉田香代子先生、ジョンスピークス創業時からのスタッフのKumiさん、私)で、
初めて中立を学ぶ人に「中立とはなにか」を一言で説明するなら?
というテーマで、MTG。
類語辞典なども用いながら色々な言葉を出してみて、
これとこれならこっち。
じゃあこれとこれなら?
英語だとどうだろう?
・
・
・
と言葉・表現選び。
その上である程度固まったら、
この言葉・表現は一般的/日常的な用いられ方に引きずられて印象が変わったりはしないか、
一般的/日常的にどんな使い方をされているか検証していきます。
揉みに揉んだ言葉の一つ「アライメント」
言葉の使い方として、かなり時間をかけて揉んだものを一例としてご紹介しようと思います。
それは「アライメント」という言葉。
中立の理論では、「アライメント=骨の配列」と説明しています。
ですが、この言葉一般的には 「姿勢」として用いられていることが多い言葉なのです。
すでに中立を学習した方の中でも、これをみて
「え、アライメントって姿勢のことじゃないの?」
と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
中立においての「姿勢」は「アライメント」の結果/表れです。
アライメント(=骨の配列)の上に、筋肉が脂肪が皮膚が乗って、表在化しているのが姿勢。
だから、「アライメントを整える」というのは
「姿勢を整える」
ではなく
「骨の配列を整える」
ということであり、整えた結果を「姿勢」を見て確認するものなのです。
今回のプロジェクトでは、今までの中立の理論の中で用いられていた言葉一つ一つを、検証し、見直して、必要に応じて説明を付加しながら、「中立ってなんだっけ?」をかなり丁寧に描きなおしています。
言葉には自分たちが持たせたい意味合い以上に、一般的/日常的に用いられてすでに出来上がったイメージがあることがあります。
一度まっさらな目に立ち返って、中立理論の中で用いられている言葉たちの、使い方、意味合いを見直していく。
時間はかかりますが、より丁寧に、みんなに分かりやすいものになるよう、新・中立プロジェクトで大切にしているプロセスの一つです。