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はじめに|RYT200って難しいの?

「RYT200に興味はあるけれど、自分にできるかな?」
「途中で挫折してしまう人もいるって聞くけど、本当?」
ヨガを深く学びたい人なら、そんな不安を一度は感じたことがあるかもしれません。
RYT200は、ヨガを安全に教えるための“基礎”を学ぶ国際資格。
しかし、ヨガアライアンスによる明確な試験や合格率のデータは存在せず、
「難易度」は人によって大きく異なります。
大切なのは、自分の目的とペースに合った学び方を選ぶこと。
この記事では、RYT200の修了までの流れや、初心者でも続けられるコツを
やさしく、わかりやすく紹介します。
難しいと感じる人・スムーズに進む人の違い
RYT200を修了する人の多くは「ヨガ経験の長さ」よりも、“学び方”や“目的の明確さ”が違います。
難しいと感じる人の特徴
「正解を覚えよう」としすぎてしまう
体の柔軟性に意識が向きすぎてしまう
学びを一人で抱え込み、質問ができない
時間の管理が苦手で、復習が後回しになる
スムーズに進む人の特徴
「理解できないことがあっても大丈夫」と受け入れている
自分の体を観察しながら、実感を大切にしている
質問やシェアを通して、学びを整理している
スケジュールを立てて、少しずつでも継続している
RYT200で大切なのは「完璧にこなすこと」ではなく、自分の体験を通して理解を深めることです。
知識もアーサナ(ポーズ)も、少しずつ積み重ねることで自然に身についていきます。
RYT200の学びと修了の仕組み:試験ではなく“理解していくこと”が大切

RYT200には、点数をつけるテストや合否を決める試験はあるけれど、ほとんどの場合落ちることはありません。
落ちたとしても、再テストなどで合格へ進むでしょう。落ちたから費用がパーになるということは100%ないと思って大丈夫です。
そして、どのスクールも「合格する」ことよりも、学びを通して自分を理解していくことを大切にしています。
修了の目安は“できた”より“わかった”
多くのスクールでは、およそ次のような項目をもとに修了を判断します。
出席時間(200時間)を満たしていること
授業内容を自分の言葉で説明できること
クラスで安全にヨガを伝えられるようになっていること
実技・レポートなどに真剣に取り組んでいること
つまり「うまくできた人が合格」ではなく、自分のペースで理解しようとする姿勢や所定の時間をクリアしたかを見ています。
ヨガは「できる・できない」で比べるものではありません。
“わからない”と思う瞬間こそ、学びが深まっているサインです。
試験よりも大切なのは、日々の積み重ね
一部のスクールでは、修了前に「模擬クラス」や「最終レポート」が行われます。
これは試験ではなく、学びをまとめて形にする時間。
失敗してもOK。講師が一緒にふり返りをして、成長を見守ります。
だからこそRYT200は、“落ちる資格”ではなく、“続けた人が修了できる資格”なのです。
途中でつまずく理由と乗り越え方

RYT200を途中で難しいと感じる人は、特定のタイミングで“壁”を感じます。
代表的なのは、次の3つです。
1. 内容が急に難しく感じる
ヨガ哲学や解剖学が出てくると、「自分には難しい」と思いやすくなります。
でも最初からすべて理解する必要はありません。
少しずつ、自分の練習や生活に置きかえて学んでいけば大丈夫です。
2. 体力面での疲れ
連日のアーサナ練習や長時間の講義は、体にも負担がかかります。
疲れを感じたら、思いきって休む勇気も必要。
体を守ることも、ヨガの学びの一部です。
3. 自分との比較
同じクラスの人が柔軟だったり理解が早かったりすると、焦ることもあります。
でもRYT200は「誰かと比べる資格」ではありません。
昨日の自分と比べて、少しでも変化に気づけたら、それで十分です。
初心者でも続けられる3つのコツ
コツ①:スケジュールを味方にする
受講前に、家事や仕事と両立できるスケジュールを整理しておきましょう。
「どの曜日・時間に集中できるか」を決めておくだけで、学びがぐっと楽になります。
コツ②:質問をためない
「こんなこと聞いていいのかな?」と思う小さな疑問ほど、早めに聞いてください。
ヨガ講師の多くは、自分も同じように悩んだ経験があります。
質問することで、理解もつながりも深まります。
コツ③:日々の練習を“短く・やさしく・続ける”
1日10分でもOK。
マットの上で呼吸に意識を向けるだけでも、集中力や身体感覚が整っていきます。
続けることが、いちばんの学びです。
修了後の成長と“学びの本当のゴール”

RYT200の修了は、ゴールではなくスタートです。
ここから「学んだことをどう生かすか」が始まります。
修了後の変化
体や呼吸の感覚が明確になる
日常の中で“選択の質”が変わる
周りとの関係が柔らかくなる
これらは資格そのものよりも、学び続けた時間が育てた変化です。
また、指導者を目指さなくても、RYT200で学ぶ内容は
「自分を知り、整えるための知恵」として一生役立ちます。
まとめ|RYT200は“できるようになる”より“わかるようになる”道
RYT200は、特別な人だけの資格ではありません。
体が硬くても、初心者でも、学び方さえ合えば誰でも修了できます。
難易度は「どのくらい努力するか」ではなく、
どれだけやさしく、自分に合ったペースで続けるかで変わります。
ヨガの学びは、「競争」ではなく「気づき」です。
“完璧にできるようになる”よりも、
“自分の心と体を理解できるようになる”ことこそが、
RYT200の本当の目的です。