“おうちヨガ”という言葉、よく耳にするようになったかたも多いのではないでしょうか。
おうちだったら手軽にできるし、誰にでも始めやすそうといったイメージもあれば、
強い意志がないと継続するのが難しいのでは?と感じる部分もあるかもしれません。
このブログを読むことで、健康な体と心を保つための方法として、
おうちヨガを始めることができるようになるはずです。
筆者自身、おうちヨガ向けのインストラクターとして月50本レッスンを行っています。なかなか外に出て運動する機会が減った、体調や体型が気になるという点からユーザー様はどんどん増え、ニーズの高まりを肌で感じる一方、同じように続けられるのか?と不安を抱えているかたも多くいて相談に乗ることもあります。
今回はそういった経験を踏まえた筆者が伝える、みなさんが抱いているおうちヨガの疑問や不安を解消していきます。
こんな疑問・不安を感じている人に読んでほしい
・おうちヨガの方法を知りたい
・おうちヨガって本当に効果があるのか
・どんな人がおうちヨガに向いているのか
このブログでお届けする情報はこちら
・おうちヨガのメリット、デメリット
・おうちヨガを行うために必要な準備
・あなたにぴったりのおうちヨガの方法とは?
・習慣化するために意識したい3つのこと
・おうちヨガをお休みしてほしいときとは
このブログで“おうちヨガ”とは、YouTube・DVDや本・オンラインレッスンのことを総称してお伝えしていきます。
それではおうちヨガの魅力を存分に知ってみてくださいね。
CONTENTS
1.おうちヨガ6つのメリット
健康な体・心を保ちたい。そう思うのであれば、おうちヨガは今すぐ始めるべきでしょう。おうちヨガのメリットを6つに分けて、その理由をご紹介していきます。
1.1自分の好きなタイミングでできる
おうちヨガ最大の魅力とも言えるのが、自分の都合に合わせて行えることでしょう。スタジオでのレッスンだと午前〇回、夜〇回と開催回数・時間が決まっており、人数の制限もあります。自分がやりたいと思ったタイミングで受講できないときも出てくるときもあるかもしれませんし、人気のインストラクターほど予約がすぐ埋まってしまう傾向にあります。レッスンを受講できるかどうか分からないとモチベーションをキープし続けることは大変かもしれません。
一方おうちヨガではあなたがやりたい、できると思ったタイミングにすぐ始めることができます。一日の中には思いがけないすきま時間が存在します。ついつい携帯をいじって時間が過ぎている、TVを見て過ごしていることも多いかと思いますが、その時間を有効に活用できるのがおうちヨガです。
在宅に切り替えて自宅でお仕事をされているかたは、マットさえひけばその場ですぐにヨガに取り組むことができるのです。子育て中で自分のためになかなか時間が持てないママも、24時間のうち5分だけなら自分の時間を確保することができるかもしれません。
たった5分だけでも体を伸ばす、ほぐす、動かすことによって、体も心もスッキリするでしょう。制限などにとらわれることなく行えるストレスフリーの状態、すきま時間を活用できたことへの達成感、自分時間を確保できた喜びは、きっとヨガを楽しく続けられるポイントになるでしょう。
1.2初めてでも始めやすい
ヨガを始めてみたい、気になるというかたにとっておうちヨガは絶好のチャンスと言えるでしょう。
スタジオの場合、まずは体験レッスンを行い、入会する場合には入会金が発生します。スタジオスタッフとやり取り、体験レッスンへのアンケート記入などもあり、断りにくさや煩わしさを感じるかたもいるでしょう。ちょっとヨガが気になるかたにとって、この時点でヨガへのハードルが上がってしまいます。結果ヨガはいいやと体験することがないまま終わってしまいます。
しかしおうちヨガであればそういったやり取りはいりません。まずは無料の動画などから始めることができますし、誰かとやり取りをする必要がない場合が多いです。ヨガとは一体どんなことをするのか、自分にヨガは合っているのか、楽しいと思えるかどうか、自分と向き合いながら自分のペースで行うことができます。
1.3集中できる
スタジオなど周りにも受講者がいる環境で行うとき、どうしても周りの人がどのくらいできるのか、私は周りと比べるとどのくらいできているのかといった部分が気になってしまうときもでてくるでしょう。
ヨガは本来、周りと比べずに自分自身と向き合う時間であってほしいのですが、自分自身に集中することは意外と難しいもの。その点おうちヨガは周りに誰もいません。比べる人がいないため自分自身に集中できます。ヨガ本来の魅力をたっぷりと味わえることにも繋がります。きっとあっという間にレッスンが終わったと感じるときが来るでしょう。
1.4悪天候の日も関係ない
大雨や台風、猛暑など季節によって様々な悪天候があります。悪天候のときにヨガを受けに行くってなかなかの気合が必要ですよね。気持ちの面でもそうですが、雨や雪などで足元が滑りやすいときにうっかり滑ってしまったなんてことがあっては大変です。特にマタニティヨガを受けたい妊婦さんなどは足元への注意がより必要でしょう。天候に左右されず、いつでも安全におうちでヨガが行なえる状況は、誰にとっても嬉しいことです。
1.5ノーメイク・パジャマでもOK
ノーメイク・そのとき着ている服装でできることは大きな魅力の1つでしょう。ヨガレッスンへ行く予定しかないけれど、お化粧をしなくてはいけないとなると少し億劫に感じるときもあるかもしれません。
しかしありのままの状態でできるのであればヨガを始めやすいでしょう。
普段コンタクトをしているかたは、メガネだとやりにくさを感じる、メガネがずれる心配があるため、コンタクト着用のみおすすめします。
1.6スタジオレッスンより価格が安い
ヨガを続けるにはコスト面も重要です。スタジオレッスンでは、体験レッスンは1000円と安いところも多いですが、入会金がかかる、会員になったときには1回券で約3000円、マンスリーパスになると約10000円~20000円弱のところが多いようです。
一方おうちヨガだと1000円~4000円程度が相場です。選択するおうちヨガの種類によってはもっとコストを抑えて行うこともできるでしょう。
2.おうちヨガ4つのデメリット
おうちヨガにはデメリットもあります。先にデメリットを知っておくことで、そうならないための対策がとりやすくなります。どう対策をするのかについては3章以降でお伝えしていきます。
2.1一人でやるから飽きやすい
1章にて1人だから集中しやすいことをお伝えしましたが、1人で行うと周りからの刺激やモチベーションを受けにくいため、継続しにくいと感じることが多いのも事実。きついポーズや運動量の高いクラスでも、周りの人も頑張っているから頑張れるときもありますが、1人だと自分で自分を励まさなくてはいけません。スタジオレッスンでは、レッスン前後にインストラクターとコミュニケーションを取るタイミング(今はコロナ禍で制限されているところも多いかもしれませんが)もあるため、励ましの言葉などもらえパワーに繋がります。そういった機会が少ないのはおうちヨガのデメリットと言えます。
2.2ポーズが合っているのか不安
スタジオレッスンではインストラクターが目の前で見本を見せ、大きな鏡を見ながら自分自身のポーズを確認できますし、体を痛めそう、間違ったポーズをとっているときは教えてもらえます。しかしおうちヨガは基本自分でどうにかしなくてはいけません。(オンラインヨガだと違ってきますので4章にて詳しくお伝えします。)
ヨガ自体が初めて、体をどう動かすのか分からないかたにとって、慣れるまでは多少難しさを感じ、自分のポーズは合っているのか?と不安感が増し、遠のいてしまう原因になるかもしれません。
2.3いつでもやれるからこそ習慣化しにくい
おうちヨガの魅力は自分の好きなタイミング・すきま時間で行えること。裏を返すといつでもできるから今じゃなくてもいいとついつい甘えることができてしまいます。こうなると今日はできなかったけど明日やればいいか、今週は無理だから来週頑張ろうと先延ばしにして、ヨガを習慣化することが難しくなってしまいます。自分はこのタイプかも・・・というかたは、3章を参考にしてみてください。
2.4知らぬ間に無茶をしてケガを招く可能性がある
2.2でお話ししたことと重複しますが、インストラクターが近くにいない、自分の判断でポーズを取らなくてはいけないことによって、思わぬケガ・痛める原因を招いてしまうこともあります。
言われたこと・書いてあることとは異なる無理なポーズで体に負担をかける、痛めている部分を無視して使ってしまう、アレンジをして無茶をしてしまうことは危険です。慣れるまでは基本に沿って行ってください。
ケガや痛める原因を招きたくないというかたには、おうちヨガではなくスタジオレッスンをオススメします。直接指導してもらうことでケガなどのリスクは回避できるはずです。
3.おうちヨガを行うための6つの準備
3章ではいざおうちヨガを始めようと思ったときに、あらかじめ整えておいたほうが良いことをお伝えしていきます。必要な道具についてはもちろん、デメリットで上げた不安な点を解消するためにしておきたい準備もお話ししていきます。
3.1道具・服装・環境を揃える
ヨガマットを準備しましょう
ヨガは必要な道具が少ない運動ですが、必ず用意してほしいものはヨガマット。ヨガマットの上でヨガをことは、体への負担を軽減、手足を滑りにくくして快適にポーズがとれるサポートをします。スポーツ用品店などで取り扱いがありますが、インターネットで検索してみるのもおすすめです。ヨガマットと言っても見た目や価格、性能も様々です。おうちの中のみで使用する場合、近所の公園や浜辺などで行う場合によっても選択肢が変わってきます。自分がどんな状況でヨガを行うのか想定しながら選択してみましょう。筆者自身が使っているヨガマットは、折り畳み可能なものを使っています。Amazonにて千円ちょっとで見つけました。どれを選んでいいか分からない場合は、手ごろな価格のものを試しに買ってみて使い心地を試してみるのがオススメです。
ヨガウェアを準備しましょう
ヨガウェアは最初から揃えたいかたもいれば、慣れてきてからでもいいというかたもいるでしょう。最初から必ず用意する必要はありません。しかしヨガを行う際の服装の注意点として、袖や裾が引っかからないもの、お腹まわりの締め付けが少ないものが選ぶと良いでしょう。
ヨガウェアを選ぶ際はインターネット検索もいいですが、ものによって着心地もサイズ感も異なります。着心地が悪い、動きにくいものだとヨガに集中できなくなってしまうため、一度試着をしてから買うことをオススメします。誰にでも手に入れやすいや試着可能という点から、ユニクロのフィットネスウェアはオススメです。私の生徒さんたちも着用していることが多いです。一度試してみてはいかがでしょうか?
だんだん慣れてくるとプロップスといったヨガの道具が必要になってくる場合も出てきますが、必要になってから購入すれば大丈夫ですので安心してください。
ヨガができるスペースを作りましょう
ヨガができるスペースを作ることも重要です。マットを置けるスペースを作る、マットの中心から両手両足を前後左右に動かしてもぶつからない環境であることは大切です。ヨガを行う環境が整うだけで、ケガを招く可能性を低くすることができますし、ヨガに集中することもできます。
3.2数字を入れた目標を立てる
健康な体と心を保つためにも、1日1回最低5分をまずはやりましょう。
たった5分やるだけでも、あなたの体と心にプラスに働きます。まずはここから始めてみてください。
だんだん慣れてきた、物足りない、もう少し頑張れそうであれば、週に2回行う、月に少なくても4時間ヨガタイムを作る、お休みの日は朝と夜2回ヨガをすると良いでしょう。ヨガを行っている時間にとらわれず、まずは5分を毎日、慣れてきたら30分、出来そう日は60分とだんだんと時間を長くして練習してみることがオススメです。
3.3無理のないレッスンスケジュールを組む
数字を入れた目標を立てる際は、厳しすぎる目標設定は避けましょう。まずはこれだったら1週間続けられそうと思うところから始めてみて、翌週以降目標変更するかどうかを考えてみましょう。最初のみハイスピードで取り組み、燃え尽きてしまうことはもったいないですし、挫折しやすいです。あくまでもヨガを楽しむ心を忘れずに取り組みましょう。
3.4様々なヨガをやってみる
あなたにどういったヨガが合うのか、試してみないと分からないことがあります。リラックスしたいという目的で始めたからリラックスできるポーズのみやろうというかたもいるかもしれませんが、もしかしたら少しきついポーズの終わった後に得られる爽快感が気に入るかもしれません。
今日はリラックス系のヨガをしたから、明日は動くヨガにするという風に変化をつけると飽きにくいです。自分はこれが合うと決めつけずに、ヨガにはどういった種類のポーズがあるのか事前にリサーチしてみる、ヨガ経験者に聞いてみるのもいいですよ。
3.5お気に入りのアイテムを揃える
マットやウェアなど自分の使い心地の良いものを揃えることも大切です。そこにプラスしてお気に入りのアロマや音楽、飲み物なども揃えてみてはいかがでしょうか。自分だけのお気に入りを選べることはおうちヨガの特権です。
スタジオレッスンの場合、インストラクターが好みの音楽やアロマを選びます。でも必ずしも自分にマッチするとは限りません。ヨガっぽい音楽である必要はないです。最近ハマっているものでOKですよ。アロマは持っていない場合には、好きなハンドクリームなどもオススメです。筆者はルームフレグランスを活用して、ヨガを行う空間自体を良い香りにして楽しむときもあります。
自分の好きなものに囲まれることで、自然と穏やかな気持ちになり、呼吸も深まっていきます。ヨガでは深い呼吸を行うことによって、ポーズがとりやすくなると言われています。ぜひ快適な空間を作ってみましょう。
3.6家族やSNSなどに共有して周りを巻き込む
ここまで読んでも私には続けられるのか不安、頑張れるのかしら・・・と感じているかたもいるでしょう。
1人で頑張ろうとしないことがポイントです。家族に目標を共有してみる、もしくじけそうになったら喝を入れてほしいといったことを事前に伝えておきましょう。見える場所にその目標を掲げておくこともオススメです。
また最近ではSNSに専用アカウントを作って共有することで頑張るかたも増えています。同じ状況で頑張る様子も見えて、モチベーションアップに繋がります。インスタグラムやTwitterで“ハッシュタグダイエット垢”と検索してみてください。ダイエットを頑張る人もいれば、アドバイスをくれるアカウントもあります。ぜひ参考に見てみてください。
4.おうちヨガの種類をご紹介~あなたはどれが合う?~
おうちヨガと一言にいっても、実は様々なやり方があることをご存知でしょうか。
今回は代表的な3つのおうちヨガをご紹介します。それぞれの違いを知ったうえで、自分に1番合うものはどれなのかみていきましょう。ちなみに筆者が選ぶとすると、まずはYouTubeから始めてみます。ヨガを始めてみて、さらにどういったことを求めるのかによって、本やDVDなのか、オンラインレッスンなのか選択します。最初からこれだけ!と決めず、試してみて合うものを見つけるのも良いですよね。
YouTubeなどの動画 | 本やDVD | オンラインレッスン | |
---|---|---|---|
コストが抑えられる | ◎ | 〇 | △ |
自分のペースでできる | 〇 | ◎ | 〇 |
続けやすい | 〇 | △ | ◎ |
4.1Youtubeなどの動画を見ながら行う
コスト面が気になるかたにおすすめしたいのがこちらです。おうち時間需要の高まりもあり、YouTubeにアップされている動画のバリエーションもたくさんあります。様々な経験をもったインストラクターが、種類豊富に動画をアップしてくれています。ポーズが分からない・難しいときも停止することができるため、理解を深めやすいでしょう。気に入ったものは何回も繰り返し行え、初めてチャレンジするクラスでも、概要欄などから内容を把握できることも多いため安心です。
ただし動画によっては、途中で広告が入ってきて集中が途切れる、動画作成者が更新しなくなってしまう恐れがあります。またすぐに質問に答えてくれるとは限らないでしょう。
筆者のオススメチャンネルはこちら。
・オムヨガ吉田香代子先生チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCuTQbdHT-GyJnLfUYRLGF8g
筆者オススメの順番でトライしてみよう
① https://www.youtube.com/watch?v=feDAtCkJE7c
② https://www.youtube.com/watch?v=pCrZEsOTGLE
③ https://www.youtube.com/watch?v=a_R2yZYi7wc
・B-Lifeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCd0pUnH7i5CM-Y8xRe7cZVg
① https://www.youtube.com/watch?v=1Z3SifFe4RM
② https://www.youtube.com/watch?v=l5g11Jub_Jc
③ https://www.youtube.com/watch?v=GISUPMLKtak
4.2本やDVDなどを参考に行う
基本に忠実に、とにかく自分のペースでやりたいかたにおすすめしたいのはこちらです。動画のように流れていってしまうことはないので、慣れていないかたも安心して練習できます。出版するまでに様々なチェックも入るため、正しい知識を得ることができるのもこのやり方の魅力の1つ。
ただ同じコンテンツが続くことによって飽きがきやすい、1ポーズごとの動きやポイントは理解できるけど、レッスンを受けると流れる動きが多くなるため、戸惑いを感じるときもあるかもしれません。
筆者のオススメ本はこちら
・いちばんよくわかるYOGAポーズ全集
・カラダが変わる たのしいおうちヨガプログラム(DVD付)
4.3オンラインレッスンで行う
おうちヨガで今一番注目度が高いものはオンラインレッスンです。リアルタイムにインストラクターがレッスンを提供してくれるため、1人でやるのが不安、ポーズを確認してアドバイスが欲しいかたにオススメです。価格帯も様々ですが、スタジオレッスンに比べるとお手頃価格が多いです。
自分の姿をインストラクター画面に映しインストラクターにチェックしてもらう方法や、自分の姿は映さずインストラクターの画面のみ見て受講するなど、そのときの状況や気分によって変えることもできます。直接質問ができる場合もあるので、スタジオレッスンと1番近いものはこれです。
しかしインストラクターも画面越しでチェックしているため、細かいチェックなどはスタジオレッスンより劣りますし、ネット環境によっては画面が止まってしまう、上手く接続できないときもあります。
筆者のオススメオンラインレッスンはこちら
・オンラインヨガ&フィットネス ソエル http://www.soelu.com
・LEAN BODY https://lp.lean-body.jp/
4.5 どのやり方でも守ってほしい3つのこと
おうちヨガにも様々なやり方があることをお伝えしました。どのやり方でヨガをやるにしても、共通して守ってほしい3つのことをお伝えします。
4.5-1 最初の1週間は毎日行う
毎日と聞くとハードルが高いと感じるかもしれません。しかしヨガを習慣化するためにも少しの時間でもいいので毎日やってみましょう。前日頑張って練習をして筋肉痛ならば、今日は15分だけやってみようでも良いのです。
毎日ヨガを行うリズムを作ることで、おうちヨガで起きやすい“飽きてしまう”“継続しにくい”といった状態を回避しやすくなりますし、自分にとって一日の中でどのタイミングがヨガ時間に適しているのか知ることも出来ます。
4.5-2 アレンジやチャレンジはせず、レッスン内容通りに行う
もっと〇〇したら腹筋が早く鍛えられそうといったポジティブな気持ちはとても大切です。しかしまずはレッスン内容通りに行うことを優先しましょう。いきなり無理をしてケガや事故に繋がってしまっては大変です。ヨガにおいても基本が重要。あれこれ考えすぎず、まずは目の前のことに集中してやってみましょう。
4.5-3 すぐに体や心が変化すると期待しすぎない
ヨガは体や心に良いと聞くが、変わっているか分からない。そういった声、意外とよく聞きます。確かに体、心にとってプラスに働いてくれるヨガですが、すぐに大きな変化を期待しないほうが良いでしょう。
特に長年運動をしていなかった場合、体は思っている以上に凝り固まっています。簡単そうに見えるポーズでも体のあちこちが痛いことはザラにあるでしょう。
ヨガはコツコツ積み重ねていくもの。やれば必ず変化します。その変化は大きなものではないかもしれませんが、変化していることに気付くために自分の内側に集中して、小さな変化を敏感に感じてみましょう。
5.どうしてもレッスンができないときやってほしい3つのヨガ
今日はヨガをするタイミングがどうしてもないといった日も出てくるかもしれません。でも諦めるのはまだ早い!レッスンを行う以外にも、実はヨガを練習することはできます。今回はその方法を3つご紹介します。
5.1朝ベッドの上で寝たままポーズをとってみよう
朝起きたとき、布団の中でゆったりする時間がありますよね。その状態のまま行える動きです。
①手を足は楽な位置に置き、指先足先を握る開く動作を5回繰り返します。
②次は両ひざを立てます。吐く息で両ひざを左に倒し、吸う息で中央に戻します。次の吐く息で右側にも倒し、腰まわりを伸ばしましょう。3~5回呼吸に合わせて繰り返してみましょう。
これを行うだけでスッキリ目が覚めない、体が冷えて布団から出たくないときなんてことも軽減されます。なんてことない動きかもしれませんが、体が気持ちいいと思えるのであればこれもヨガの1つなのですよ。
5.2お風呂に入りながら、自分の呼吸に意識を向けてみよう
最近自分の呼吸に意識を向けた時間はありますか?毎日当たり前に行っている呼吸。生きる上で欠かせないことですが、意識を向けることはなかなかないでしょう。普段どのくらいの速さや長さで繰り返しているのか、自分の内側に意識を向けることもヨガの練習の1つになります。
実は呼吸は常に同じ状態ではないです。ゆっくりなときもあれば、速いときもあります。
慌ただしい毎日を過ごしている人にこそ、お風呂に入り湯船に浸かっている間や体を洗っているときに、自分の呼吸に集中してみてください。この練習を重ねることで、自分の内側に意識を向ける癖がつき、小さな変化にも気付きやすくなります。
5.3寝る前に目を閉じて頭の中を空っぽにしてみよう
人間は一日に約6万回考え事をしていると言われています。無意識のうちに頭は常にフル回転しているのです。常に何かしらのことを考えている私たちですが、周囲のことについて考えている時間が多いです。仕事のことや家族のこと、明日〇〇しなくちゃといったように自分自身のことを考える時間は1日の中で意外と少ないものです。
寝る前だけでも一度その忙しい思考をストップさせましょう。そしていつも外側に向いている矢印を、寝る前は内側、自分に向けて上げましょう。自分を労わる時間は幸せな時間であり必要な時間です。
最初はあれこれ他のことを考えてしまうかもしれませんが、これもだんだんとできるようになっていきます。ヨガを行う際にも頭がクリアになり、その時間に集中できるように変化してきます。
6こんなときおうちヨガは控えて
ヨガを毎日の習慣に・・・とお伝えしてきましたが、控えたほうがいい場合もあります。当てはまるときは無理せずお休みをしましょう。
6.1体調が優れない
ヨガに限ったことではないですが、体調が優れないときはお休みしましょう。おうちヨガだと多少無理をしても、すぐ横になれるから大丈夫だろうと思ってしまいやすいです。
しかしいつも当たり前にできる動きでも、体調が良くないときはふらついてしまう、バランスがとりにくいといった状況になり兼ねません。ケガをしてしまうともっとヨガをできなくなってしまうため、万全な体調になるまではゆっくりお休みしましょう。
6.2ケガをしている
骨折などの大きなケガなら誰しもが休む選択をするでしょうが、ちょっと痛みがある、違和感がある程度だったらヨガをしちゃうなんて方もいるかもしれません。少し動かすだけで痛い、そのポーズがとれない場合にはお休みしましょう。
ヨガ=体に良いものですが、必ずしも動かすことによって良くなるとは言い切れません。痛みが続くようであればすぐに病院を受診することも大切です。チェックしてくれる人がそばにいないおうちヨガでは、特に体の痛みに敏感になり注意して行いましょう。
6.3食後すぐ
食後は約2時間経ってからヨガをすることをオススメします。お腹がいっぱいな状態でお腹まわりをねじる動きや少し運動量が高いクラスを行うと、気持ち悪くなりやすい、体が動かしにくいでしょう。この状態で練習をしても集中力も続きにくく、効果が薄くなってしまうかもしれません。
どうしてもお腹が空いているときはバナナやプロテイン、おにぎりを半分だけ食べて少しお腹を満たす方法を試してみるのも1つです。
6.4生理中・妊娠中・出産直後
女性に限った話となりますが、生理中、妊娠中、出産直後はそれぞれ注意が必要です。体調は人によって差があるため、主治医の先生と相談しながら行うことをオススメします。
生理中
体調が悪くないようであればリラックス系のクラスや骨盤調整などのクラスを練習しましょう。
しかしお腹まわりをねじる動きなどはできれば避けることをオススメします。ねじる動きがあった場合は、チャイルドポーズなどでそこだけ休憩してくださいね。
妊娠初期
妊娠中はお腹が大きくなるにつれてどんどん体の不調を感じ、ヨガで解消したくなります。妊娠初期(4か月まで)は不安定な時期です。無理して体を動かすと危険な場合もあるため、安定期に入るまでヨガはお休みしてください。どうしてもやりたいかたはお医者様に許可をとるようにしましょう。自己判断でヨガをすることはオススメしません。
妊娠中期
妊娠中期(5か月~7か月)はだんだんと体に変化が出てくるため、マタニティヨガを行うことで不調を緩和しやすくなるでしょう。しかし長時間仰向けでいるポーズは避けることをオススメします。
妊娠後期
妊娠後期(8か月~10か月)はお腹も大きくなり、特に腰まわりに負担を感じやすくなります。四つ這いで腰を伸ばす動きなどはOKですが、バランスポーズなどの立位は転倒してしまったら危険なため止めておきましょう。
妊娠中のおうちヨガはいつも以上に危険がないか、貧血などの症状はないか、事前に注意を払う必要があります。気付いてくれるインストラクターが近くにいないことを念頭に置いて、ママと赤ちゃんが快適に行えることを最優先しましょう。
出産直後
出産直後、ヨガは禁止です。産後1か月までママの体は特にボロボロの状態です。この期間に無理をすると、追々ダメージがくると言われています。すぐに骨盤矯正したい、お腹のお肉をどうにかしたいと思うかもしれませんが、まずは赤ちゃんと一緒に休むことを第一優先にしましょう。赤ちゃんの1か月検診時にママの検診も行います。この時お医者様にヨガをやってもいいか確認し、OKをもらった上で再開するといいでしょう。
おうちヨガについての疑問や不安は解消されましたか?記事を読んでみて、ちょっとでも良いかもと思えたなら、あれこれ考えすぎずまずは始めてみましょう!ヨガはあなたの体・心に変化を与えてくれます。自分のことを考える時間が作れるヨガの時間。忙しい毎日だからこそ、大切にしてほしい時間だと筆者は感じています。ぜひおうちヨガのある生活を楽しんでみてくださいね。