【新・中立プロジェクト】エビデンス収集とプロジェクトを進める一言

みなさまこんにちは、まりもです!
新・中立プロジェクト着々と進んでいます!

プロジェクトの中でも大切な作業の一つが、エビデンス(=科学的根拠)収集

 

「日本で唯一のエビデンスベース」
「医師監修で人気の中立理論」

というコピーを掲げている中立の理論。

2021年に改訂されたテキストから、医師による監修が入っています。

 

今回のリニューアルにあたっても、正確な情報・知識を皆さんにお届けするために、医療関係者にヒアリングしたり、国内外の論文や研究レポートをもとにしっかりとした裏付けをとって制作を進めています

 

誰もが情報発信できるようになった昨今の世の中では、信憑性の高い情報を見つけるのはとても大変・・・
信憑性を問わないような便利なライフハックや、雑談に使える豆知識程度の情報であればいくらでも見つけられますが、解剖学・エビデンスに基づいた確かな情報となると探せる場所はかなり限定されます。

 

今回のプロジェクトでは、Google Scholar、PubMed、WHOの調査データ、政府・シンクタンク・大学のサイトや解剖学書を中心に情報収集をしています。
探す場所が限られるとはいっても、こうしたサイトで該当しそうな論文を見つけたら、今度は100ページ以上に及ぶ論文の中から必要な情報を見つけなければならない、かなり大変な作業です。

エビデンス収集、誰がやってるの?

今回のプロジェクトでは、このエビデンス収集をボランティアメンバーに協力してもらって行っています。
協力を申し出てもらったOMYOGAのライセンスオーナーや、卒業生に力を貸してもらい、1人あたり1~2個の記述についてエビデンス収集をしてもらっています。

まずはボランティアを引き受けてくれる皆さんに向けて概要説明ミーティングを開催(約30分)。

そこから作業内容に同意いただけた方には、実際の作業方法を説明するミーティングにご参加いただきます(約1時間)。

その後は隔週で1時間の定例MTGをもち、疑問点やコツ、困っていることなどをシェアして、インタラクティブにコミュニケーションを取りながら進めていきます。

かなり大変な作業であるにもかかわらず、みなさまたくさんのお時間を使ってご協力くださり、

「論文を調べることで自分の勉強にもなった!」
「新しい気付きがあった!」

などポジティブなフィードバックを様々くださっています。

プロジェクトを進めるうえでの大切な一言「力を貸してください!」

ボランティアとして誰かに力を貸してもらうって、実はすごく難しいことだと思っています。

 

何が一番難しいのかというと、「無償になってしまうのですが、助けてくれませんか?」とお願いをするのがとっても難しい

「気持ちよく思ってもらえないかな・・・」
「悪いかな・・・」
と尻込みして、そもそも「力を貸してほしい!」というオファーができない

オファーしていないから、助けてもらう事もできない。


もちろん、ギフトエコノミーとしてのYOGAMUDRAをスタートさせたOMYOGAの主催 吉⽥⾹代⼦さんのマインドが、卒業生を始めとした関係者に広く浸透しているから、力を貸してもらえるというのも一つの大きな要素だとは思います。

 

けれどもそれ以上に「力を貸してくれる人がいないか募ってみよう!」と、「お願い」ができることがプロジェクトを進めるにあたっての大きな推進力になっています。

  • 自分にできることには限りがあるのだ、という認識
  • 相手には承諾する選択肢も、断る選択肢もあり、それは相手が選択することなのだという理解
  • 断られたとしても、それは「私」への拒絶ではなく、私の「提案したこと」への辞退なのだという分別

これらが揃ってはじめて「お願いです、力を貸してくれませんか?」と敬意を持ってオファーをすることができるのだと個人的には思っています。
間近で見ていて、⾹代⼦先生のこのオファーの力は本当に大切だと思ったので今回は紹介してみました。

 

このプロジェクトを今後も進めていくにあたっては、おそらくいろいろな場面で、誰かに力を借りることになります。
その中で、この敬意ある「お願いです、力を貸してくれませんか?」は、自分たちだけではできないこと、見られない景色を見せてくれる大切なキーワードになるだろうなと思っています。