【新・中立プロジェクト】止まる勇気――中立プロジェクト“熟成中”

みなさまこんにちは、まりもです。

新・中立プロジェクト、実は最近はプロジェクト一時停止中です。
「え!何かあったの?!」
と心配されてしまうかもしれませんが、どうかご安心ください。

今、中立プロジェクトは熟成期

作業の進行は止まっていますが、その間にも中立の中身は成長し続けています。

作業が止まるって悪いこと?

進行中のプロジェクトで作業が止まる。
そんなことが起こるともしかしたら、なにか重大な問題が起こったのかもしれない・・・と心配になる方も多いのではないでしょうか?

少し私のお話をします。
社会人になって10年以上ずっとIT系ベンチャー企業で働いてきて、常に成果を追い求め、呪文のように「スピードスピードスピード」と言いながら仕事をしてきました。

進行中のプロジェクトのペースを落とすことは基本的にはあまり良いことではなく、またプロジェクトを止める判断は実質的にプロジェクトの途中終了を意味していることがほとんどでした。

「停滞=悪」
これが私の中にあった基本的な価値観でした。

けれど、中立プロジェクトに携わってみて、少しその価値観が変わっています。

止まりながら進む。
そんな選択にも、大きなメリットがあるのだと思っています。

止まることのメリット

中立プロジェクトがちょっとおやすみ期間を挟むのは、実はこれが初めてではありません。

ちょこちょことお休み期間を挟んでいます。
けれど、止まってプロジェクトを再始動するたびにいろいろな発見があります。

少し期間をおいたことで、新鮮な目でこれまでのアウトプットを見ることができるようになる。
このおかげで、これまで気が付かなかった不整合やわかりにくさに気がつくことができ、再整理を決めた箇所もありました。
大きく進め方を変えるきっかけにもなってくれています。

また、中立プロジェクトにおいては実は「作業が止まっている」という状態は、プロジェクトの停滞ではないのです。

というのも、中立の理論は「学ぶ人と共に育ってきた理論」
プロジェクトの作業が止まっている間にも、多くの受講生の方が中立を学んでいます。
その学びの過程が中立理論再構築へのフィードバックとなり、よりわかりやすい説明を作る理論構築のタネとなっているのです。

なので、新・中立プロジェクトは「停滞中」というよりは「熟成中」という方が正しいのかもしれません。
熟成期間を経て更にもう一歩、わかりやすさに近づいて行こうとしています。

無理に進めない、思えばとってもヨガらしい選択

無理をしてでも、スケジュール・スピード感を重視して進める。
企業活動の中では、そのほうがよいシーンも多々あるのかもしれません。

けれど、中立プロジェクトの「熟成」しながら進む進み方は、思えばとってもヨガらしい進み方だな、なんて思っています。

今回のリブランディングの大きな目的は、これまでヨガスクール「OMYOGA」の理論であった「中立」を、ジムトレーニングやピラティスなど様々な運動に使える汎用的な「アライメント理論」として組み直すことにあります。

けれど、中立の理論の根底にはやはりヨガ哲学的な、穏やかで緩やかな在り方が組み込まれていて、プロジェクトの進み方にそれがよく現れているように思います。
ゆっくりと呼吸するように、「熟成しながら進む」時間。
「中立」らしいプロジェクトだなと感じています。

プロジェクトの作業自体は止まっていますが、このブログでは熟成期間中も中立の理論についてのご紹介や、代表の吉田香代子先生へのインタビューなどを通して、引き続き中立についてご紹介していこうと思います。

のんびりとしたペースになるかもしれませんが、熟成中の「中立」を、これからもどうぞ温かく見守ってください。