ア+ウ+ム(ン) の3つの音からなるのが、オーム
宇宙の創造から維持、そして、破壊まで、全てを音で表現したら、オームになる。
ヨーガスートラという本を読んだことがありますか?
むかしむかし、パタンジャリという聖者が編纂したと言われる詩の集まりです。
その詩の中で、パタンジャリは、オームという言葉を、使わず、
「プラナヴァ」という言葉で、オームを表現しました。
それは、オームという言葉への尊敬のあらわれだったそうです。
オームという言葉を使うには、あまりにもおそれ多い。
だから、違う言葉で表現したんだと。
それが、「プラナヴァ」でした。
この解説を、師から教えてもらったとき、
オームという言葉が、どれだけ、大切な音であり、言葉なのかについて、
考え直したと同時に、
一瞬にして、いろんな世界観が、どわっと浮き上がってきたのを憶えています。
また、「オーム以外の、ありとあらゆる言葉にも、音の波動と、その波動にのせられた意味があって、それらが、私たち一人一人に影響を与えている。
その宇宙観をほんの少し垣間見た時、
何も無駄なものや、無駄なことなどないのだ」
と心から思いました。
日々、私が、どんな風に話し、どんな言葉を使っているのか?
それが、私のカラダや、ココロを構成している。
そして、周りの人や物にも影響を与えている。
「食べ物があなたの血となり肉となる」という言葉を聞いたことがあるけれど、
どんな食生活を送っているのか?と同じくらい、
どんな言葉を扱うのか?は
大事なことだって思うんだ。
オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ Yukari