がっこうヨガ RCYT95講座|心理・教育・ヨガをつなぐ学び

子どもたちの心と体の健やかな発達を支えるヨガ指導者を目指したい方へ。


OMYOGAが協力、サポートしている「がっこうヨガ推進委員会推進委員会」が主催する RCYT95(キッズ・ティーンヨガ指導者養成講座) をご紹介します。

がっこうヨガ推進委員会は、ヨガ・心理・教育という三つの領域をつなぎ、学校や地域の教育現場にヨガを届ける活動を続けています。


その理事を務めるのが、臨床心理士・公認心理師・臨床発達心理士・E-RYT500® YACEP(ヨガ資格)であり、長年スクールカウンセラーとして学生たちと向き合ってきた 太田千瑞(オオタチズ) さんです。


この記事では、チズさんの背景や著作、そして講座の特色について、少しやわらかい視点でご紹介します。

がっこうヨガ推進委員会推進委員会の理事 太田千瑞(オオタチズ)さん ― 教育現場とともに歩む

チズさんは、がっこうヨガ推進委員会の理事として活動しています。

臨床心理士・公認心理師として心理支援に携わる一方で、長年スクールカウンセラーとして多くの学生と日々向き合ってきました。

そのなかで、マインドフルネスやヨガが子どもたちの心や体の調整に役立つと感じ、そこに強い使命感をもって取り組みを続けています。


日本の学校では、まだヨガやマインドフルネスが教育のなかに本格的に取り入れられているとは言い難い現状がありますが、チズさんは現場に寄り添いながら、草の根的に活動を推進しています。

がっこうヨガ推進委員会の取り組みは、そうした現場感覚と専門性の両方をもとに築かれており、講座もまたその延長線上にあります

思想と実践を形に ― チズさんの著作


チズさんは、著作や教材の制作を通じて、教育・心理・ヨガの視点を広く発信しています。

どれも現場での実践に基づいた内容で、講座の学びを深める上でも大きな助けになります。


👉
著作一覧はこちら(がっこうヨガ推進委員会公式サイト)

  • チズ先生と動画で一緒にマインドフルネス!
     心を落ち着け、自己肯定感を育むワークを動画とともに紹介。

  • シンプルな12のワークが子ども同士の関係性を劇的に変える(共著)
     簡単なワークで、子ども同士の関係性や場の安心感を育てる実践を紹介。

  • イラスト版 子どもの発達サポートヨガ
     呼吸法とポーズを通して気持ちを整え、集中力や自己理解を高める方法をわかりやすくまとめた一冊。教育・福祉・ヨガの現場で幅広く活用されています。

  • 特別支援教育研究 寄稿(学校教育相談 月刊連載中)
     心理・教育・ヨガを横断する視点から、教育現場での実践を継続的に発信しています。

こうした著作は、チズさんが長年培ってきた現場での経験と、そこから生まれた知恵の結晶といえます。

 

RCYT95講座とは ― 子どもとティーンにヨガを届ける力を育てる


RCYT95(Registered Children’s Yoga Teacher 95時間) は、全米ヨガアライアンスが認定する、子ども・ティーン向けヨガ指導者資格です。

年齢や発達段階に応じた呼吸法・アーサナ・リラクセーション・ヨガゲーム・ペア練習など、実技と理論を体系的に学ぶことができます。

カリキュラムは、スクールごとに異なるため、興味のあるスクール選びが大切です。

がっこうヨガ推進委員会のRYCT95講座の特色

がっこうヨガ推進委員会のRCYT95講座は、一般的なキッズヨガ指導者養成講座と比べても、教育現場に特化した独自性を持っています。

ここでは、その特徴を少し詳しく見ていきます。

1. 教育現場に根ざしたカリキュラム構成


この講座は、単に子ども向けのヨガを教えるためのスキルを学ぶだけでなく、
学校教育のなかにヨガをどう組み込むかという視点がカリキュラムの核にあります。


日本の学習指導要領を踏まえ、体育や特別活動、総合的な学習の時間などに自然にヨガを取り入れられるよう、授業構成や進行の工夫、時間配分の考え方なども学びます。


「授業として成立させる」ことを前提にしている点は、教育現場とつながりの深いがっこうヨガ推進委員会ならではです。


指導法だけでなく、教室内の環境設定や子どもたちの集中を引き出す声かけなど、現場で役立つ具体的な視点も重視されています。

2. 心理・発達支援の専門知識を背景にした指導


講座を担当する講師陣は、臨床心理士・公認心理師・スクールカウンセラーなど、心理・教育支援の専門家としての実務経験を持っています。


そのため、発達段階ごとの特徴や、子どもたちが抱える心理的な課題、集団場面での対応などについても丁寧に扱われます


たとえば、「注意がそれやすい子へのアプローチ」「安心感を育む場づくり」「多様な子どもが同じ場にいるときの工夫」など、実践に直結するテーマが含まれているのは、心理的専門性を背景に持つ講座ならではの強みです。

 

3. 教材・著作との連携による学びの継続性


チズさん自身の著作や映像教材、ワークブックなどと講座内容が有機的に結びついているため、修了後も実践を継続・発展させやすい点も特徴です。


現場で活用しやすいツールがあらかじめ揃っていることで、受講後すぐに教育・福祉・スタジオなど多様な環境で子どもヨガを始める土台が整います。

 

4. 現場から広がる草の根的な普及活動


日本では、学校教育の中でヨガやマインドフルネスを正式に取り入れている事例はまだ多くありません。

そうしたなかで、がっこうヨガ推進委員会の活動は、現場で実践する人たち自身が少しずつ広げていく「草の根型」のアプローチをとっています

すでに学校・保育・福祉など多様な分野で働く受講生が学び、各地で実践を始めています。


大規模な制度変更を待つのではなく、一人一人の指導者が自分の現場でできることから取り組みを始める

この講座は、そのための実践的な力を身につける場でもあります。

 

がっこうヨガ推進委員会RCYT95講座の直近の開催と費用

  • 総時間:95時間
  • 形式:対面・オンライン(一部アーカイブ可能)
  • 日程:2025年11月2日〜2026年8月30日
  • 費用:220000円(分割可能)

講座の詳細・お申し込みは、公式サイトからご確認ください 👉詳細>>

 

おわりに

がっこうヨガ推進委員会のRCYT95講座は、心理・教育・ヨガという複数の視点を融合させ、教育現場でヨガを実践できる力を育てるプログラムです。


チズさんが理事として携わるこの取り組みは、日本の学校ではまだ十分に普及していないヨガやマインドフルネスを、地道な活動を通して広げていこうとする実践の一つです。


子どもたちと関わる仕事をしている方、教育の現場でヨガを生かしたいと考えている方にとって、学びと実践をつなげる貴重な機会となるはずです。


興味がある方は勇気をもって飛び込んでくださいね!