体が硬いヨガ初心者必見！安心して始められるスクールの選び方

「ヨガを始めてみたいけれど、体が硬いから恥ずかしい」「ポーズができなくて周りに迷惑をかけそう」──そんな不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。

多くのヨガ初心者が「体の硬さ」や「ポーズの難しさ」に対して不安を感じています。しかし、本来のヨガは競争ではなく、自分自身と向き合う時間。今回は、初心者が安心してヨガを始められる理由と、スクール選びのポイントをお伝えします。

CONTENTS

1 初心者が「ヨガは怖い」と感じる3つの理由
2 ヨガには「統一された正解」は存在しない
- 2.1 解剖学ベースのアプローチは「その人らしさ」を大切にする
3 「神経にストレスをかけない」やさしいヨガとは
- 3.1 アプローチの違い
4 初心者が安心して始められるスクールの選び方
5 まとめ：ヨガは自分らしさを見つける時間

初心者が「ヨガは怖い」と感じる3つの理由

1. 体が硬いことへの不安

「前屈で手が床につかない」「開脚が全然できない」など、柔軟性に自信がない方が抱える悩みです。SNSで見かける美しいヨガポーズと比較して、自分には無理だと感じてしまいがちです。

2. 完璧なポーズを求めるプレッシャー

逆立ちやアームバランスなど、上級者向けのポーズがヨガの代表として紹介されることが多いため、「こんなことができないといけないの？」と思い込んでしまいます。

3. 他者との比較への恐れ

グループレッスンで他の参加者と自分を比べてしまい、劣等感を感じることを心配する方もいらっしゃいます。

ヨガには「統一された正解」は存在しない

ここで大切なお話をします。ヨガのポーズには「みんなが同じようにやるべき正解」は存在しません。

まず、ヨガには様々なスタイルがあり、それぞれ異なるアプローチを持っています。それぞれのスタイルによってポーズの取り方や重視するポイントが全く違います。つまり、スタイルが違えばアプローチも変わるということです。

さらに重要なのは、一人ひとりの体の構造が違うということ。関節の可動域、筋肉の長さ、骨格の形状など、個体差は想像以上に大きく、同じポーズでも人によって心地よく感じる形は全く異なります。

解剖学ベースのアプローチは「その人らしさ」を大切にする

現代の解剖学に基づいたヨガ指導では、この個体差を何より大切にします。解剖学的な視点から一人ひとりの体に合わせた指導を行うスクールが増えています。

例えば、前屈のポーズひとつをとっても、

股関節の構造上、深い前屈が向かない方
腰椎のカーブが強い方
ハムストリングスの柔軟性に個人差がある方

このように、それぞれの体の特徴によって、心地よく感じる前屈の形は変わります。大切なのは、見た目ではなく、その人が安全で快適に感じられる動きを見つけることです。

「神経にストレスをかけない」やさしいヨガとは

アメリカで注目を集めている内的体験を重視するソマティクスに基づくヨガの考え方を取り入れた「神経にストレスをかけない」アプローチがあります。

従来多くのヨガクラスで見られた「この形を目指しましょう」というアプローチに対し、解剖学とソマティックな視点を組み合わせたヨガは「今、あなたの体はどう感じていますか？」という問いかけから始まります。

アプローチの違い

従来多く見られるアプローチ: 見た目の形や深さを重視
解剖学＋ソマティックなアプローチ: 個人の体の特徴と内的な感覚を重視

この違いにより、初心者でも他者と比較することなく、自分のペースで練習を続けることができるのです。

初心者が安心して始められるスクールの選び方

1. 講師に一人ひとりの体を見る目がある

最も重要なのは、講師が生徒一人ひとりの体の特徴や動きの癖を瞬時に見抜き、その人に適した指導ができることです。解剖学的な知識をベースに「今のあなたの体の状態では、こうした方が安全です」「この部分に意識を向けてみてください」など、的確な観察力に基づいたアドバイスをしてくれる講師を選びましょう。体を見る目が養われた講師なら、無理のないポーズの調整や、怪我のリスクを事前に察知した指導が可能です。