初めてヨガをするときには何が必要なの?服装や持ち物などすぐに用意できるものをご紹介。気持ちよくヨガをするために気をつけたいことも。わからないことは遠慮せずにヨガインストラクターやスタジオに気軽にきいてみましょう。きっと応えてくれます。
ヨガをするときの服装は?
特にヨガ用のウェアでなくても大丈夫。動きやすいものを選びましょう。選ぶときには腕や膝、股関節や肩まわりが自由に動かせるか確認します。
ボトムは、伸縮性があるスポーツ用レギンスやゆったりしたパンツが動きやすいです。トップスはTシャツで十分。汗をかく季節やホットヨガには速乾性のある素材のものだと快適です。
ヨガクラスには女性だけでなく、男性も参加していることも。人気のクラスだと隣との距離も近いため、気になるようであれば露出度の高い服装は控えたほうがベターです。
ヨガクラスの前後に休息のポーズで数分間寝転がった姿勢になることも多いので、肌寒くならないよう上着になるパーカーや靴下を用意していてもいいでしょう。靴下は、クラス中は足裏全体を使うので脱いでおきます。靴下の代わりにレッグウォーマーも調整がしやすくおすすめです。
持ち物は何が必要?
参加するスタジオによっては、これらはレンタルできたり用意してあったりするので必要かどうか確認しましょう。
<ヨガマット>
いちばんに思い浮かぶのがヨガマット。大きさに違いはあまりありませんが、男性や身長が高い人は選ぶ際に長さもチェックしましょう。ヨガブランドでなくても大きさは記載されています。
厚さも選べます。一般的なのは4~6ミリ。持ち運びにも重くなりすぎずに十分柔らかさもあります。8ミリ以上はフローリングでのクラスで床が硬い場合などにはオススメですが、分厚くなるのでその分重たく、大きくなります。
素材によっても特徴や価格も変わってきます。それぞれの匂いでも好き嫌いが分かれます。
- TPE(熱可塑性エラストマー):ここ最近のヨガマットの主流な素材。においも少なく、水拭きできるのでお手入れも簡単。
- 天然ゴム:グリップ力があり滑りにくく本格的にヨガをする方に人気。ゴムのにおいが気になることも。
- PU(ポリウレタン樹脂):安定感があり、クッション性も良く安定感がありバランスのとれた素材。安価なのではじめの1枚にも。
<ヨガブロックとヨガベルト>
ヨガブロックとヨガベルトを合わせて「プロップス」と呼ばれます。アイアンガーヨガの創始者、B.K.S.アイアンガー師が考案。どちらもどんな人でも正しいポーズがとれるように補助し、ポーズを深めるために使われます。
ヨガブロックは、手が床につきにくいときに置いたり、腿で挟んだり、横になるときに背中に傾斜をつけたりするのに使用します。形は長方体が一般的。どの面を下にして置くかによって、高さも3段階に調節可能です。軽くて感触のいいウレタンフォーム製やコルク製、安定感の高い木製などがあります。
ヨガベルトは、手と足、手と手が届きにくいときや、輪っかを作って両腕や両脚に通し、ストレッチや正しい位置でキープするのに使われます。長さが調整でき、留め具がプラスチックや金属製のものがあります。長さは200センチメートル以上あるといろんな用途に使いやすく安心です。
<ボルスター>
大きくて固めの枕のようなもの。リストラティブや休息のポーズで使われることが多いです。筒状のものと平らなものとがあります。カバーは取り外しができるものが多く、洗うことができます。
また体が硬い、痛みがあり膝を曲げないと横になることができないなど、膝下に敷き込んで使うこともあります。床と体の隙間を埋めることで、全身を緩めることができます。
<ブランケット>
ヨガブランドからもブランケットが販売されています。特徴としては、大きめで体が沈み込まない素材でできています。
休息のポーズのときに全身を覆ったり、ポーズの補助として折りたたんだり、丸めたり、体の下に敷き込んだりして使います。フリース素材でも圧縮されているものやウール、コットンのものがあります。
初めての購入にオススメなのがファストファッションやホームセンター
ヨガウェアやヨガマットなどを用意する場合、ヨガブランドのものは価格も高いし、店舗が都市部なことが多く、実際の商品が分からないままネットで購入するのも不安。おなじみのファストファッションやホームセンターでヨガウェアやヨガグッズを揃えることができます。
ユニクロやGUはアクティブウェアがあり、H&Mはヨガウェアのカテゴリがあるくらい充実しています。店舗数が多いので試着してから気に入った着心地のものを選べるます。セール期間中だとさらにお得に手に入れることができます。
週2,3回通うとなると数セットあるといつでも通えてより身軽に受けられます。これらのショップは、リサイクルもしっかりしたシステムがあるので環境にやさしく利用できるのも気持ちよくヨガに取り組めます。
ホームセンターのニトリやカインズホームでも、ヨガマットだけでなく、ヨガブロックやベルト、ボルスターも安価で揃えられます。特にカインズホームのボルスターは人気。ヨガスタジオで使われていることも多いです。
ヨガの前後で気をつけておくことは?
ヨガは、妊娠中やシニア、持病のある人でも負担のないポーズで行うことができます。気になるところや痛めているところ、持病がある場合はクラスの前にインストラクターに知らせておきましょう。ポーズの際の注意点など伝えやすくなります。
またヨガは空腹に近い状態で行うのがよいとされます。食事後の胃の中が消化している時間帯に体を動かすと気分が悪くなったり、集中力も途切れがちになります。ヨガの1~2時間前くらいから食事は摂らないようにしましょう。また終わった後も30分くらいは食事を控えるようにします。
気をつけたいのが水分。ヨガで立ちくらみが起こるときには脱水が隠れていることもあります。クラスの前には十分水分補給をしてから受けること。クラス中も気になるようであれば、乾きを感じる前に一度にたくさん飲まずに少しずつ水分を摂ります。
体調に合わせて、無理なく気持ちよくヨガをはじめてみましょう。動画などでヨガのポーズのポイントや解説などをみるのもヨガクラスに役立ちます。