【ヨガアライアンス最新情報】認定校RYS規格が強化されます

ヨガアライアンスのRYS(ヨガアライアンス認定校)規格が2020年2月から段階的に変更になり、基準が強化されます。

認定校RYSの基準が強化されます

RYS200とはヨガアライアンス認定校を指します。RYT200となるために必要な200時間のトレーニングを行なっています。

このRYSの基準が大幅に強化されます。新しくRYSに登録する場合は、2020年2月より新基準を満たしている必要があります。既存のRYSは、2020年2月から2021年12月31日のあいだに新しいRYS200規格へアップグレードすることが義務付けられました。

基準の強化は、RYS200の規格から順次変更が始まります。
RYS300とRYS500の資格認定についても2020年6月に強化された新標準が発表される予定です。

これにより、数多くあるRYSで一貫した基準を保つことができます。ヨガアライアンスとRYSに対して、提供するヨガのトレーニング、クラス、ワークショップの質の高さと安全性への信頼が高まります。

RYT200カリキュラムのカテゴリや時間配分が変わります

現行の5つのカテゴリ現行のサブカテゴリ新基準でのカテゴリ4つ新基準13のサブカテゴリ
①TECHNIQUES, TRAINING, PRACTICE・アーサナのテクニック
・トレーニング
・実践
❶TECHNIQUES, TRAINING, PRACTICE1.アーサナ
2.プラーナヤーマ&サトルボディー
3.瞑想
②ANATOMY & PHYSIOLOGY・解剖学
・生理学
❷ANATOMY & PHYSIOLOGY4.解剖学
5.生理学
6.バイオメカニックス
③YOGA PHILOSOPHY&LIFESTYLE&ETHICS・ヨガの哲学
・倫理
・ライフスタイルの実行
❸YOGA HUMANITIESに改名。7.歴史
8.哲学
9.道徳倫理
④TEACHING METHODOLOGY・クラス指導のための教育方法論❹PROFESSIONAL ESSENTIALSに統合。10.指導法
11.専門的能力
12.実習(最低10時間)
13.選択式(最大15時間)
⑤PRACTICUM・練習❹PROFESSIONAL ESSENTIALSに統合。10.指導法
11.専門的能力
12.実習(最低10時間)
13.選択式(最大15時間)

現在の5つのカテゴリ(①〜⑤)は、新基準では4つのカテゴリ(❶〜❹)に変更になります。
各カテゴリで学ぶ内容も、新基準では全部で13のサブカテゴリに分けられます。

・「③YOGA PHILOSOPHY&LIFESTYLE&ETHICS(ヨガの哲学、倫理、ライフスタイルの実行)」は、「❸YOGA HUMANITIES(歴史、哲学、道徳倫理)」に改名。

・「④TEACHING METHODOLOGY(クラス指導のための教育方法論)」と「⑤PRACTICUM(練習)」は、「❹PROFESSIONAL ESSENTIALS(指導法、専門的能力、実習、選択式(最大15時間))」 に統合されます。

・サブカテゴリの「13.選択式(最大15時間)」は、他の1〜12のサブカテゴリのどれにでも割り当てることができます。

新基準のカテゴリ4つの時間配分(合計200時間)は、表のとおりです。

新基準のカテゴリ4つ新基準うちオンライン可能上限現行現行の接触時間
❶TECHNIQUES, TRAINING, PRACTICE
(アーサナ、プラーナヤーマ、トレーニング、サトルボディー、瞑想)
7510075
❷ANATOMY & PHYSIOLOGY (解剖生理、バイオメカニックス)30202010
❸YOGA HUMANITIES
(歴史哲学、道徳倫理)
30203020
❹PROFESSIONAL ESSENTIALS
(指導法、専門的能力、実習、選択式)
655020
合計20040200125+選択式55

授業時間は、講師との接触時間と非接触時間とに分かれます。現行では各カテゴリに割り当てられた合計125時間+選択式55時間の180時間が接触時間。残り20時間が非接触時間でした。

新基準では、200時間の授業時間のうちオンラインでの配信による授業時間が最大40時間認められるようになります。講師との最低接触時間は160時間です。
❷ANATOMY & PHYSIOLOGY (解剖生理、バイオメカニックス)
❸YOGA HUMANITIES(歴史哲学、道徳倫理)
の2つのカテゴリについて、それぞれ20時間のオンラインでの配信が可能になります。

新しいカリキュラムについてはヨガアライアンスのサイトをご参考ください。

リードティーチャーの要件が変わります

2022年2月からリードティーチャーの要件が新しくなります。RYSとRYTが計画し準備できるよう24ヶ月以上の準備期間が設けられています。

新しい要件では、RYS200のリードティーチャーはE-RYT500資格を保持し、200時間のカリキュラムのうち少なくとも150時間を教える必要があります。

現行では、リードティーチャーはE-RYT200またはE-RYT500を保持し、最低指導時間は65時間です。リードティーチャーに求められるスキルと講座時間の比重が高くなります。

新しい要件によって、ヨガインストラクターを目指す人たちは、ヨガの深い知識のある熟練したヨガティーチャーから指導とサポートを十分に受けられることになります。ヨガ初心者からでもヨガティーチャーを確実に目指すことができます。

RYSに対して申請と審査も強化されます

RYS認証の基準をアップグレードすることに加え、申請プロセスも強化されます。

申請には、シラバス、カリキュラム、時間別能力配分など、これまでより詳細な評価が行われます。申請時の審査だけでなく、認定校が継続して基準を満たしているかも定期的に審査されるようになります。

RYSの申請に関しては、本国アメリカだけでなく、RYSが在籍している現地で資格認定アドバイザーのサポート受けることができます。要件や基準が分からないときにも安心です。

RYS200の規格が強化されることで、これからRYT200を目指す人は安心して質の高いトレーニングが受けることが期待できます。

現在RYT200を指導している、またはRYT200を指導を目指している人にとっては新しくなる要件をよく確認し、必要であれば認定資格をアップグレードしましょう。

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