心の癖はマットに出ている。
私はヨガの哲学が好きです。
中学生くらいから『問い』が好きだったんです。
5教科はやる気が出なかったけど、
なんでこの人はこういう行動を取るんだろうとか
なんで私はこう考えてるんだろうとか
生きる必要性ってなんなんだとか
そんなことを当てもなく考えるのが結構好きだった。
その時の背景や状況で答えは無数にあるでしょうし、それでいいんです。
そもそも私は現代教育の◯か×や、100点が素晴らしいみたいな評価にあんまり価値を感じていませんが・・・
この価値観の刷り込みが現代の生きづらさの発端じゃないのかなあと思ったりします。
さてさて。
マットに出る心の癖について。
みなさんはヨガをしている時、どんなことが頭に浮かんでいますか?
例えば、きついポーズで長いキープになった時。
ある人は「くう~!効くう~!!!」とハイになっているかもしれません。
ある人は「先生まだなの!?キープ長すぎない!?もう無理!!」とイライラするかもしれません。
ある人は「あ~このポーズきついなあ~前にもやったことある。確かあのイベントの時!また来週もやるかな~?これ好きなんだよなあ~」と過去や未来ばかり気にしているかもしれません。
ある人は「隣の人、すごい深くキープしてる・・・私だって負けない・・・!」と競争のようにヨガをしているかもしれません。
ある人は「私なんてこれくらいしかできない。みっともない。はあ。恥ずかしい。早く終わらないかしら」と自分を責めているかもしれません。
ある人は「私の身体は硬いからそんなことはできない。無理だ。だからやらない方がいいの」と自分で限界を決めて諦めているかもしれません。
ある人は「足で押す、腿を寄せて、呼吸しているか観察しよう」と冷静に自分を観察しているかもしれません。
あなたはどの癖をもっていますか?
いくつか当てはまることもあると思いますが、これってきっと日常でもこんな癖を自動的に発動させて生活していませんか?
多分、自分では最初気づかないのですが、ほとんど自動的にこれらが行われています。
だからこそ、これらにまず気づいてみてほしい、と私はクラスをする時思っています。
気づいたら、それを持ち続けるか、手放すかあなたが判断できます。
ヨガをすると人生がシンプルになる、
日常が楽になる、というのはこういった気づきを経て起こるもの。
だから是非、みなさんはマットでの癖を確認してみてくださいね。