高温多湿に保たれた空間で行うホットヨガ。体験したことがある方も多いのではないでしょうか?
ホットヨガとは?
ホットヨガとは、室内で体を温めながら行うヨガのことです。一般に室温30〜40度、湿度55〜65%程度に設定されています。温かい環境だと筋肉がほぐれやすく、たくさん汗をかくのでデトックス効果も期待できます。
ホットヨガは日本発祥だと言われています。インド出身のインストラクターが、日本の冬の寒さではヨガのポーズをきちんととることができないと感じ、暖房器具を使用したのが始まりだったそうです。四季のある日本に合わせて考えられたヨガだから受け入れられやすく、定番のヨガスタイルとなったといえます。
ホットヨガは大きく2タイプあります
室内の温め方が違ってきます。併せてスチーマーも使い、温度と湿度を管理しています。
- 岩盤石タイプ:岩盤から発生する遠赤外線やマイナスイオンにより、保温力が高く、汗から体に不必要なものだけが排出されるので、ミネラル分を失わず体の負担もかかりにくい。マグマストーン、溶岩石を使っているところもあります。
- 暖房器具タイプ:床暖房などを使用。暖房でも赤外線を放射するものが一般的なので、岩盤石タイプと比べて効果が劣ることは少ないです。
この他にも、フィンランドサウナや韓国のオンドルを取り入れていたり、昔からある体を温める方法を使って温度と湿度を保っていることもあります。
美肌・ダイエットの効果に期待
ホットヨガに期待できる効果とは何でしょうか?筋肉がほぐれやすいので柔軟性が上がりやすく体が硬い人にも向いています。
汗がたくさん出るのでデトックス効果も期待でき爽快感もあります。美肌やダイエットを目的に通う方も多いでしょう。汗をかきにくい方もじっくり温めて体を動かすことで、血液循環が良くなり代謝が上がります。
気をつけることは?
高温・多湿のホットヨガの環境では酸素分圧が低くなり「呼吸がしづらい」「なんか苦しい」と感じることがあります。体内の酸素が不足している状態です。頭痛やめまい、吐き気や息切れ、だるさを引き起こします。その日の自分のコンディションに合わせて無理をせず楽しみましょう。
汗をたくさんかくので、水分補給もこまめに行うことも忘れないようにします。高温多湿で、菌による感染症やカビなどが繁殖しやすい環境です。汗がマットに残らないように衛生管理にも気をつけましょう。除菌できるシートやスプレーも有効です。
初心者も気軽に体験できるのが魅力
ホットヨガを体験できるヨガスタジオは今や至るところで簡単に見つけることができます。駅前や大型ショッピングセンター内など生活圏内にあると通いやすく、続けやすいですね。シャワーや更衣室など設備も整っているのも汗をたくさんかくホットヨガにはうれしいところ。
充実した設備だけでなく、ウェアやヨガマットがなくても手ぶらでいってもレンタルでレッスンを受けられたり、月謝制で通い放題など比較的安い価格で始められるので、ヨガ初心者には始めやすいでしょう。
照明が落としてあると、人目が気にならず、集中してヨガをしたい方にも向いています。豊富なレッスン数で選びやすく、自分に合ったペースで好きな時間にヨガができます。
常温ヨガとは違った効果が期待できるので、その日の体調や気分に合わせて上手に利用してみるといいですね。