さまざまな種類の講座が開講されるヨガインストラクター資格ですが、その中でも「シニアヨガ資格」は人気の高い資格です。
その秘密は、自身の将来や周囲の人のために受講する人も多いからです。
この記事では、シニアヨガ資格をオンラインで受講することを検討している人向けに、その特徴や注意点を交えながら解説していきます!
CONTENTS
シニアヨガ資格とは
シニアヨガとは、シニア層(高齢者)向けのヨガのことを指し、年齢と共に起こりやすい身体機能の低下予防や回復させていく目的があります。
そんなシニアに向けたヨガを、安全に指導していくために必要な知識や身体の動かし方・起こりやすい不調などを学ぶことができるのがシニアヨガです。
シニアと呼ばれる年代になってくると、筋力低下が起こったり思うように身体を動かせずに悩む方も大勢いらっしゃいます。
シニアヨガ資格を勉強し取得することで、「通常のヨガにはついていけない」「何をしても痛む」という方でも、簡単に、そして何より安全にヨガができるように導いていくことができるようになります。
【関連記事】未来のシニアヨガ講師へ「シニアヨガ養成講座の中身解説」
シニアヨガ資格のオンライン受講とは
少子高齢化に合わせ需要が高まっているシニアヨガ資格は、オンラインで受講する方法もあります。
概要としては、スクールで受ける講座と同じ内容のものを自宅からズームなどのオンラインツールを使用して受講していきます。
オンライン受講のパターン
オンライン受講を検討する理由には、以下のような例を挙げることができます。
「通学に時間がかかる」
「勉強のためにまとまった時間が確保できない」
「仕事の時間が不規則なので開講されているスクールと時間が合わない」
通学コースにて受講する場合は、スクール場所まで通う時間と交通費を確保する必要がありますよね。
また、『木曜日・19:00-』などと講座が実施される時間が決まっていることがほとんどなので、シニアヨガを取得したいと考えている方も時間が合わないことで断念せざるを得ないことも。
通学だと受講は厳しいという方にとっても、オンラインで取得できる環境があるならば、シニアヨガの資格取得に挑戦してみようとハードルが下がるのではないでしょうか。
シニアヨガ資格のオンライン受講の流れ
シニアヨガ資格をオンライン受講する場合、まずはシニアヨガインストラクター養成講座を開講しているスクールを探しましょう。
発行している団体によって内容は異なりますので、ご自身が取得する目的に沿ったスクールを選ぶことが大事になります。
気になるスクールが見つかれば、早速申し込みを!何か不安な点や、聞いておきたいことなどがあれば、申し込む前に問い合わせておくと安心して受講にのぞめるでしょう。
受講には、ZOOMやTeamsなどのオンライン会議ツールを使用します。
スマホで受講可能としているスクールもありますが、画面が小さくインストラクターの動きが見にくいことからPCを推奨している場合がほとんどです。
いざ受講が始まってから慌てることのないよう、Wi-FiやPCのネット環境を整えることも忘れずに!
また、申し込むスクールによって、受講スタイルが異なることを念頭に置いておきましょう。
通学と同じように決まった曜日のみの開講もあれば、動画視聴をし課題を提出するなど様々です。
申し込みをするとスクールの担当者から今後の流れなどについては連絡が来るので、安心して待っていましょう。
シニアヨガ資格をオンライン受講するメリット
シニアヨガ資格をオンライン受講するメリットは大きく分けて3つあります。
①費用を抑えることができる
同じシニアヨガの資格取得でも、オンライン受講の方が通学よりも費用を安く抑えることができます。
通学コースの場合は、スタジオ使用料や光熱費・スタッフ配置などの兼ね合いでどうしても経費がかさんで高くなる傾向にありますが、オンラインであればその点を抑えることができるためスクール料金も抑えることが可能となります。
また、オンライン受講だとスタジオに通うまでの往復の交通費がかからない点もお財布に優しいポイントです。
②在宅かつ自由なペースで学びを進めることが可能
申し込むスクールにもよりますが、決まった時間で受講する必要がない場合もあります。
従って、ライフスタイルに合わせ自由なペースで学びを深めることができることとなります。
通学となると、時間に拘束されることは避けられないことから講師のスピードに合わせて学んでいく必要がありますが、オンライン講座であればもう少し学びを深めたい!と思った場所を何度も繰り返し行うことができたり、難しいパートを少しずつ進めることができますよね。
焦らず自分のペースで学びを進めることができる点も、シニアヨガ資格をオンラインで受講する大きなメリットと言えるでしょう。
③ライフスタイルに合わせやすく、効率よく取得できる
通学の場合、上記でもお伝えしたように通学に往復時間がかかりますよね。オンラインであれば通学時間を免除することができ、家事や仕事との両立も非常にしやすいです。
また、動画視聴などの方法であれば時間を問わず、日常の隙間時間を利用して学びを進めることができるためまとまった時間は不要になります。
仕事や家事などが忙しい方にとって、資格取得となると時間の問題には必ず直面するかと思いますが、オンライン受講であれば時間との折り合いもつけやすく、効率よくシニアヨガ資格を取得できます。
シニアヨガ資格をオンライン受講する際の注意点
上記ではメリットをお伝えしましたが、シニアヨガ資格をオンラインで受講する場合の注意点もあります。ここからご紹介する3点をおさえていきましょう。
①インストラクターから直接実技学習を受けられない
通学で取得する場合、座学などの学びの中で他のスクール生やインストラクターの方と実技でデモレッスンなどを練習することがほとんどです。
実際に自分ではない他人の身体を見ながら行う練習で自信がつくという方もおられますが、オンライン受講ではその点は厳しくなります。
インストラクションなどはオンライン受講でも練習できるかと思いますが、インストラクターから実際に自分自身の実技をチェックしてもらえないということは念頭に置いておきましょう。
スクールによっては、座学のみオンラインか動画で学習し、実技のみスタジオで行うというスクールもあります。
不安な方は、そのような方法を取り入れているスクールを選ぶことも視野に入れてみるとよいでしょう。
②器具など最低限の準備が必要
通常のヨガとは違い、シニアヨガでは様々な補助器具などを使いながら実践的に動いていきます。
通学受講する場合は、ヨガスタジオにすでに器具などが完備されている場合がほとんどで自分自身で用意する必要はありません。しかしオンライン受講の場合、そういった補助器具を自分自身で用意する必要があります。
シニアヨガでは補助器具は必須であり、使い方をしっかりマスターすることによって、より寄り添った支援ができます。
逆に使い方を間違えたり曖昧な理解であると、通常よりも怪我をさせやすいことも覚えておいた方が良いでしょう。
そのため、オンライン受講の場合は自分自身で使用する器具を準備し、オンラインでも器具の使い方をしっかりマスターしましょうね。
③インストラクターの細かい動きが画面越しでは分かりにくいことも
シニアヨガでは、通常のヨガ指導よりも関節や筋肉などに十分に注意を払った動きの指導が必要になります。無理やり動かすことや、負荷のかかる動きで怪我をしてしまっては本末転倒のためです。
通学でインストラクターから身体の動かし方などを学ぶ際は、細かい動きやポイントを目の前で確認することができます。
しかしオンライン受講では、画面越しになるため動きがわかりにくいという場合も。分かりづらいまま間違った指導をすると、受講者の怪我につながりかねません。
ただ、スクール側も工夫をしながら分かりやすいように、様々な方向から見えるように教えることに長けており、不安な方はその点もスクールに聞いてみても良いかもしれませんね。
オフライン受講とオンライン受講の違い
オフライン・いわゆる通学での受講は、インストラクターから直接対面で指導してもらえる所が最も大きなメリットです。
シニア層向けの話し方や、間の取り方・身体の使い方や伝え方など、直接目の前で知ることができるので、より実践をイメージしやすいと思います。
また、気になることや分からなかったことを直接すぐにインストラクターに聞くことができるのも良いポイントですよね。
オンライン受講は、時間と経済的な余裕を確保しやすいという点が大きなポイントです。
学べる内容は同じなので、ライフスタイルと合わせやすく制限されにくいですよね。
オンラインでも分からないことや気になることは、講座後にフリータイムを設けているスクールもあるため、安心して受講できます。
ご自身がシニアヨガインストラクターの資格を、どういった目的で・どこで使用するのか・何を一番学びたいか、によってオフライン・オンラインを選択するのが良いでしょう。
さいごに
ここまでシニアヨガインストラクター資格のオンライン受講について詳しく解説してきました。
新型コロナウイルスの蔓延によって、数年で一気にオンラインが普及したこともあり、これまで仕事や家事で時間が取れず、資格取得を諦めていた方もたくさんチャレンジできるような環境になりました。
オンライン受講、直接にオフラインでスクールに通うスタイルのどちらにもメリット・デメリットがあるので、ご自身の学びたいことや目的に合わせて検討してみてくださいね。