ヨガインストラクター養成講座に興味があって調べはじめたものの、どれがいいのかわからない!と困っていませんか?
私も以前、いざ養成講座に通おうと決めたものの検索してみたら
「同じ資格なのにこんなに学費が違うの⁉︎」
「他にも資格がこんなにたくさんあるの⁉︎」など、調べれば調べるほど、逆に迷ってしまったという経験があります。
友人が通ったヨガ資格RYT200のある講座では、初日にピンチャマユラーサナという初心者コースでは遭遇しないポーズを取り入れていたそうです。
もちろんそこには指導者の考えと力量があってのことですが、求めているイメージが違った場合は、驚いてしまう人もいるかもしれません。
養成講座を修了するには、それなりの時間もお金もかかります。申し込んだ講座が想像と違いすぎてしまった場合、勉強しても身につかないことや、途中で挫折してしまう可能性も高くなります。
逆に最初に良い選択をすれば、一生の宝になる恩師や仲間との出会いが待っています。
皆さんにはぜひとも、後悔しない養成講座選びをしていただきたいと願っています。
そんな思いから1章ではヨガインストラクター養成講座を全国で展開しているOMYOGAのプロの視点と、実際に他社さんの養成講座の受講も検討しているいちヨギーニの視点で選んだおすすめスクール5つをご紹介します。
直近で参加した説明会の様子や、聞こえてくる卒業生の評判も含め、一切の忖度なしで各校のここがすごい!というおすすめの特徴を挙げました。
2章では、養成講座選びの必須チェックポイント10個とその理由についても詳しく解説。
3章では、5つのおすすめ以外の養成講座を検討する際、自分にぴったりな講座が数値化できるカンタン比較チェックシートを用意しました。
これさえあれば、迷わず講座選びができるはずです。
4章では養成講座のスクール探しに便利な、専用検索サイトをご紹介します。
CONTENTS
プロが厳選したオススメのヨガインストラクター養成講座5つを紹介
現在多くのヨガインストラクター養成講座がありますが、おすすめしたいスクールは以下のチェックポイントをクリアしていたものです。説明会や送付された資料で確認しました。
“重視したチェックポイント”
・実績のあるスクール・カリキュラムと受講システムの充実
・即戦力がつく
・適正価格
・全米ヨガアライアンス認定校
・宗教団体の運営ではない
なお、運営が宗教団体などではないという点については、すべての人がフラットに選ぶことができるという意味で重視しました。
またヨガアライアンス認定校のみをおすすめした理由については、ヨガインストラクターを目指すのであれば、RYT200の資格を取得したほうがいいと考えているからです。
その理由について「ヨガインストラクターになるには、資格取得がベスト!とプロが推す理由」で解説していますので、よかったら参考にしてみてください。
“おすすめのヨガインストラクター養成講座スクール5選!”
・OMYOGA・ヨガワークス
・リラヨガ・インスティテュート
・アンダーザライト ヨガスクール
・クシャナヨガ
※紹介の順番は、私が説明会を受けた順番となっております。
OMYOGA(オムヨガ)
まずは私たちの運営するOMYOGAのご紹介です。
RYT200講座の受講条件について、ヨガ歴等は問いません。
初心者のかたでも安心して受講いただけます。
OMYOGAのここがすごい!
ヨガ指導、自身のヨガを深めるために役立つ、一生モノのオリジナル理論「中立」が学べる
ヨガをしていると「足の向きはこの位置であっているのかな?」などと思うことはありませんか?
ヨガのアーサナ(ポーズ)で大切なことの1つは、身体が正しい位置にあるかどうかです。
正しい位置であれば、気持ちよく美しくポーズがとれるのはもちろんのこと、怪我や痛みのないヨガライフを送ることができます。
インストラクターとして正しい位置が分かる能力があれば、自分のためだけでなく生徒さんのためにも大いに役立ちます。
その一方で大量のポーズすべての正しい位置を丸暗記するというのは、容易なことではありません。ヨガの教本「ゲーランダ・サンヒター」によると、ヨガのポーズの数は8400万種類もあると言われています。
けれどこの中立を習得していれば、これらすべての正しい位置を丸暗記する必要はないのです。初めて見るアーサナであっても、怪我をしない正しい位置なのかどうかが、中立という頭の中のものさしを使うことで即わかるのです。
この法則は、解剖学の正しい骨の配列をもとにしたオリジナルのものであり、日本初となる医師の監修を受けた専用のテキストを使って学びます。
OMYOGA卒業生の多くが「中立」は、実際の指導でとても役立っている と語っています。
最近はオンラインレッスンの需要も増えてきましたが、画面越しに的確な言葉でアジァスト(ポーズの調整)ができる先生は多くはない印象です。
対面レッスンに比べ、小さな画面からの情報は限られてしまいますが、中立がわかっていると画面越しでも正しい位置がわかりやすく、オンラインでも大いに役立ちます。
対面だけでなく、オンラインでの指導も視野に入れている方には、おすすめのスクールです。
概要と実績について
2015年7月10日設立。一流の資格を取得できるヨガスクールとして全国エリアに広がっており、年間卒業生の輩出数はトップクラス。
カリキュラムのここがおすすめ!
- 独自理論「中立」で、正しいアーサナ(ポーズ)の位置がかんたんにわかるようになる。
- 86種のアーサナに加え約40種類ものバリエーションが学べる。(他スクールよりかなり多い)
- 最新の医学的アプローチで解剖学をしっかり学びながらも、瞑想、哲学など幅広く学べる。
- RYT500時間も開催しており、インストラクターとしてのステップUPも可能。
受講システムのここがおすすめ!
- RYT200については、対面およびオンライン受講あり。
オンライン講座については、対面講座の内容にプラスアルファする形で、画面越しの指導法や別途動画教材などが用意されている。(実際に身体に触れる練習については、希望すれば別途スタジオでRYT200の講座をday1-day19までをもう一度受講できる)
対面講座については、出席できない日の代わりに、対面コースへの振替もしくはオンラインコースへの振替、もしくは録画を視聴することができる。
- 振替や休学などの対応も柔軟。転居された場合、全国にあるスタジオの同じコース開講時にスライドができる。
卒業後のここがおすすめ!
- 卒業生限定の「メンタープログラム」あり。特別価格で知識と技術をブラッシュアップできる。
- ヨガの分野に限らず、自身のスキルを活かしたミニ講座(ビジネスや臨床心理など)をOMYOGA認定講師とコラボして提供できる「オムヨガギャザリング」というシステムがある。
宿題・課題・卒業テストについて
次の講習の予習的な宿題が出ることがある。
卒業テストは筆記と実技。実技は60分クラスを丸ごとティーチング。実践と変わりのないシークエンスをやることで自信につながる。
筆記は仮に合格ライン以下になった場合も追試でカバーできる。(合格できず資格が取れないというシステムではない)
価格について
RYT 200対面クラス、340,000円。(オンライン290,000円)税別
全米ヨガアライアンスの本国・アメリカではRYT200の受講料を350,000円前後に設定するスクールが多く、本国アメリカと同等の受講料に設定することが適正価格と判断している。
説明会について
説明会はすべてオンライン。毎週月曜と日曜に実施。
学習内容についての説明が多く、オリジナルテキストを見ながら実際にどのようなことを学ぶかがわかる。質問もしやすい。別途、スタジオの見学や電話相談も可能。
無料説明会、問い合わせ先
RYT500(300)無料説明会について
ヨガワークス
RYT200講座受講レベルについて「ヨガの経験が1年未満の方も参加可能ですが、その場合には前もってご相談くださるとよりTTをお楽しみいただけると思います」とのこと。
ちなみに「ヨガワークス」といえば、ヨガマットやヨガブロックを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、別会社さんです!
ヨガワークスのここがすごい!
同社運営のヨガスタジオへのインストラクター採用を積極的に行っている
ヨガワークスは1987 年にアメリカで生まれたヨガスタジオの名称で、全米に 60 以上のスタジオを展開しています。そのため世界中で活躍するインストラクターさんが多数存在しています。某有名スクールの有名講師も実はヨガワークス出身なんてこともあり、その実績とカリキュラムへの自信は圧倒的という印象。特にRYT200については他校で取得した人が学び直しとして選ぶ率も高いというのも特徴的です。
その理由は内容の充実はもちろんですが、同社が運営するヨガ・ピラティススタジオ「zen place」「zen place strong」「zen place pilates」、訪問看護等のステーション等での採用を積極的に行なっている就職に強い点もあるように感じました。
本年度のある1つの養成講座では、2名の方が採用試験を受け2人とも合格したとのこと。
特にスタジオ勤務のヨガインストラクターになりたいと考えている方にとっては、資格を取って終わりということではなく、具体的な将来が描きやすいという意味において、おすすめしたいスクールです。
概要と実績について
世界では年間2000人の卒業生を輩出し、これまでの卒業生は1万人以上。
日本では2010年からヨガワークスTTを開始。
カリキュラムのここがおすすめ!
- オリジナルテキストで、特に解剖学には重きを置いて学習することができる。(英語版のテキストを申し込むことも可能)
- ティーチングやシークエンスの組み立てに50時間ほどを費やし、より実践的な指導力を身につけることができる。
- アシュタンガ、アイアンガーヨガの指導等も交え、すべての土台となる偏りのない安全なヨガを学べる。
- RYT500時間も開催しており、インストラクターとしてのステップUPが可能。
受講システムのここがおすすめ!
- 急いで資格を取りたい方のために、1ヶ月の短期集中通学RYT200クラスがある。
- 欠席時の振替は別コースのレッスンを無料で受けられるが、プライベートレッスン(有料)を申し込むこともできるので、急な予定変更があっても安心。
- 完全オンラインコースも2022年に実施予定。
- 絆が深まる固定制(担任制)と、自由なスケジュールが組める単位制あり。
卒業後のここがおすすめ!
- 卒業後は、同社が運営する「zen place」のオーディションを受けることができる。「zen place」のインストラクターのほとんどが卒業生。
- ワークショップで継続的に学びを深められる。海外の講師陣が来日した際のワークショップでは卒業生割引が適応となるものもあり。
宿題・課題、卒業テストについて
- 週に 4 時間程度の読み書き程度の宿題がある。(短期の場合は別)
- 卒業テストは筆記と実技。実技は5分程度のティーチングを行う
- 追試も受けられるので、テストに合格できず資格が取れないというシステムではない。
価格について
RYT200各クラス 461,000円(税抜)
説明会参加の方、当日お申込みで割引あり。
説明会について
説明会ではなく「相談会」として、丁寧な説明をズームで受けることができる。体験レッスンは1000円で受けることも可能。相談や見学の日時についても、相談ができる。
無料説明会、問い合わせ先
https://www.yoga-works.jp/free_lessons
リラヨガ・インスティテュート
RYT200講座受講レベルについて「ヨガ歴1年以上。本物のヨガを身に着け、世に広めていきたいという強い熱意をお持ちの方 *ヨガ歴1年未満の方はお申し込み時にご相談ください」とのことです。
リラヨガ・インスティテュートのここがすごい!
- 卒業後の再受講が無期限で何度でも可能
「ヨガの指導で迷ったとき、アーサナをもう一度確認したいと思ったとき、何度でも再受講しに来てください」とのこと。
RYT200取得講座の卒業後フォローの手厚さ。
他のスクールも再受講が受けられるシステムを取り入れているところがあり、それだけでプラスとなるポイントなのですが(再受講できないスクールもあります)、リラヨガ・インスティテュートはさらに期間や回数に制限がないというのが最大の特徴。
質問をしたところリラヨガを卒業して、ヨガインストラクターになるのはスタジオ勤務ではなく個人でがほとんどだとのことでしたが、こうした継続的な学習を手厚く支援するシステムがあれば、個人で活動していくのも心強いのではないかと思います。
オリジナルテキストも「一生使える」という説明があり、資格を取得したら終わりではない、そこからずっと支えていくというスクールの姿勢を強く感じる。
特に副業から少しずつヨガインストラクターの仕事をしていきたいという方には、おすすめできるスクールです。
概要と実績について
2008年12月設立。10年を超える歴史のなかで2700名を超える会員を擁し、その内1200名を超えるヨガインストラクターを輩出。
カリキュラムのここがおすすめ!
- 講座は主に基本、応用、指導技術を三段階に分かれている。
すべて受講することでRYT200が取得できるシステムなので、段階的に必要な学習ができる。
- RYT200の規定の200時間を超える、223時間で取得する総合的カリキュラム。
- 古代インドに伝わる哲学までしっかり学ぶことができる。
受講システムのここがおすすめ!
- 対面およびオンライン受講あり。選択制。録画した動画でのeラーニングもあり、時期については申し込みから3日程度で随時スタートが可能。
- ・ンライン受講した方も、卒業後回数無制限で対面形式での再受講が可能。
※オンライン受講者も最終回は原則現地での受講が必要となります。
・トレーニング中に生じた疑問に24時間以内に答える受講生専門LINEあり。
卒業後のここがおすすめ!
- 期限、回数無制限で再受講が可能
- ヨガビジネスをやっていくための授業やコンサルの紹介も受けられる。
- 卒業生割引価格で一般レッスンやワークショップなどを受講できる。
宿題・課題、卒業テストについて
- 1週間の食事を書き出してみるなどの程度の宿題あり。
- 卒業テストは筆記と実技だが、テストに合格できず資格が取れないというシステムではない。
価格について
RYT 200取得のための三段階それぞれのクラス
148,000円(税抜) 148,000円(税抜) 228,000円(税抜)
キャンペーン期間中割引あり。入学金30,000円が先着で無料になるなど。
説明会について
事前送付してもらった資料(体験レッスン無料チケット同封)をもとに丁寧な説明あり。同校のメディカルヨガインストラクター資格についても説明が受けられるので、RYT200以外の選択も視野に入れての検討が可能。
無料説明会、問い合わせ先
迷っている方へ
アンダーザライト ヨガスクール
RYT200講座受講レベルについては初心者から受講が可能。ヨガ歴半年未満の参加者が約2割。
アンダーザライト ヨガスクールのここがすごい!
- システム、カリキュラムなどすべてがしっかり完成されていると感じる。まさに大手の貫禄。
資料や説明会のすべてがオールレベルに対して抜かりなく、ルール化もしっかりされている。トラブル対応から卒業後のフォローまで明確になっている印象。
例えばヨガ安全指導員としての賠償責任保険が付いてくるなどの説明は、他のスクールの資料ではなかなか見られない内容です。
さすが日本最大のヨガスクールだと感じた。人気の講師陣の層も厚く、クラスや受講スタイルの選択肢も多いのも魅力的。
アンダーザライトヨガスクールの資料を確認し、説明会にも参加することでヨガインストラクター養成講座のスクールの全体像を把握できるため、特に初心者であればアンダーザライトヨガスクールの検討からはじめて、他校と比べるというのもアリかと思います。説明会にもたくさんの方が集まっていました。
概要と実績について
2006年設立。生徒数が17,000人を超える、日本最大のヨガ専門スクール。ヨガアライアンス認定者の3人に1人がアンダーザライト修了生。
カリキュラムのここがおすすめ!
- 6コース合計200時間を段階的に受講することでRYT200を取得できるシステムだが、3コースまでの段階でアンダーザライト公認のヨガインストラクター資格を取得 することができる。
- 書籍や雑誌でも活躍している人気講師、専門講師が多数在籍し、レベルの高い講義を展開。世界的なヨガ指導者からも、指導が受けられる。
- RYT200取得までの各コースの内容、どの対象者(友人、フィットネスクラブ、ヨガ専門スクールなど)に指導できるレベルが身につくかまで詳細に決まっている。
- RYT500時間も開催しており、インストラクターとしてのステップ上げることも可能。
受講システムのここがおすすめ!
- 日本で初めて単位制・週末開催のプログラムを開始したのでノウハウに自信。
- RYT200講座に申し込むとレギュラークラスのフリーパス(4か月間)がもらえるので自身のアーサナ練習の場が得られる。
卒業後のここがおすすめ!
- オーディション合格者は、初心者クラスを約3ヶ月担当できる。
- 講師の推薦などの条件を満たせばインターン制度に参加が可能。先輩からのアドバイスやフォローアップ研修でスキルアップを目指せる。
宿題・課題、卒業テストについて
- 宿題は復習レベル程度。
- 卒業テストは筆記と実技だが、テストに合格できず資格が取れないというシステムではない。
価格について
RYT 200取得のための6コース
「TT1」129,000円(税込)・「TT2」149,000円(税込)・「TT3」190,500円(税込)・「AKIC」50,000円(税込) ・「ATIC」23,000円(税込)・「AMIC」31,000円(税込)
説明会参加で5,000円割引クーポンコード発行あり。
説明会について
人気講師のHIKARUさんのヨガについてのお話なども聞くことができ、初心者でもワクワクチャレンジしたくなる進行。説明会参加者にはレギュラークラスの招待チケットや、オンラインクラスの無料参加特典なども付くのでしっかりと体験をして入学することができる。
無料説明会、問い合わせ先
クシャナヨガスクール
RYT200講座受講レベルについては「ヨガ歴1年以上。*ヨガ歴1年未満の方はお申し込み時にご相談ください」とのことです。
クシャナヨガスクールのここがすごい!
- すべてのヨギーのために造られた石垣島のヨガリトリート専門施設でRYT200を合宿スタイルで取得できる。
特筆すべきは通常のスタジオ通学クラスとは別に、ヨガをするためだけの場所として設計された石垣島の宿泊施設での資格取得クラスがあるということ。
朝日とともに1日が始まり、夕陽とともに1日を終える合宿スタイル。自然の中でヨガに浸る生活を送りながら、RYT200の資格が取得できる。全日程は24日間、うち5日間は休日として設定されている。
窓の外に広がる自然を肌で感じられるヨガスタジオ、水着で利用できるジャグジーや、宿泊棟には開放的なテラスや共用の広いリビングもあり、庭にはドラゴンフルーツやパパイヤなどのフルーツも実るという環境。食事付きのプランはヨガ哲学に基づくヘジタリアンスタイルで、季節の島野菜やフルーツを健康的に味わうことができます。
日常の慌ただしさを忘れ自然のサイクルに戻ることで、マットの上だけでは学ぶことができないヨガの叡智を学び深める体験ができます。これは国内でも有数の本格的なヨガリトリート合宿と言えるでしょう。
オプショナルクラスとしてタイヨガマッサージの入門コースもあり。こちらもあわせて学ぶことも可能です。
6名女性限定ですがアシュラムでの生活を体験できる宿泊施設の宿泊費は無料(受講費に含まれている)です。
限定の枠での申し込みをしなかった場合でも、別料金で敷地内のヴィラ施設もあり、また近隣のホテルなどから通って参加することも可能です。
合宿の日程は前期と後期で分かれているので、前期だけ合宿で後期は通学など、スケジュールや費用を考えて選択し受講することも可能。
概要と実績について
2011年設立(法人)
カリキュラムのここがおすすめ!
- シヴァラージャヨガという南インドの伝統的な本場のヨガを基本として包括的な学びを、インドでの豊富な知識・経験を持つインストラクターが指導にあたる。
- RYT200取得とともに、クシャナヨガ認定初級ヨガ指導資格も得られる内容。
- 各医療福祉分野の先生方から、解剖学、生理学、医学一般、個別援助技術などの分野も学ぶことができる。RYT500では指導者養成の視点とともに、セラピーの要素がしっかり含まれている。
受講システムのここがおすすめ!
- 通学での講座を受講中は7700円/月のクシャナヨガレギュラークラスのレッスンが受け放題になる。
- ベジタリアンカフェのメニューや、タイヨガマッサージの施術が特別価格で提供される。※たまプラーザ校併設
- 振替などはzoomでの受講も可能。
卒業後のここがおすすめ!
- 希望者はスタジオのインストラクターオーディションを受けられる。
- 指導経験を積む機会として、無償の75分のコミュニティークラスを担当できる。
- レギュラークラスやワークショップを、割引価格にて受けることが可能。
- RYT500時間も開催しており、インストラクターとしてのステップ上げることも可能。
宿題・課題、卒業テストについて
- 卒業テストは筆記と実技。追試もあり。
価格について
496000円(税込)~
通学形式・合宿形式の組み合わせにより費用は異なる。
冒頭で紹介した石垣島RYT200全日程合宿(食事付き)は572,000円
説明会について
たまプラーザ校については現地とオンライン同時説明会が行われている。スケジュールが合わない場合などは、個別に直接説明も相談可能。
無料説明会、問い合わせ先
必ずチェックして!「ヨガインストラクター養成講座」選びで後悔しない10のポイント
すべての人が満足できるヨガインストラクター養成講座はありません。なぜなら住んでいる場所も目指すインストラクター像も人それぞれ違うからです。
その一方ですべての人に共通する、講座選びで見落とせないチェックポイントがあります。
以下の10について抑えるべき内容と良し悪しの判断基準を解説します。
1・資格
卒業時にどんな資格が取れるのか、その資格はどのようなものなのかをチェックしてください。
ヨガインストラクターになるための第一歩としてやるべきこととして、資格の取得、特に全米ヨガアライアンス発行のRYT200の取得をおすすめします。その理由はバランスが取れた学習内容と知名度の高さによるものです。
※資格取得の重要性については「ヨガインストラクターになるには資格取得がベストとプロが推す理由」をご参照ください。
一方で、ヨガインストラクター養成講座には、RYT200以外にも養成講座の運営元のオリジナルの資格や、各ヨガ流派の資格もあります。自分にとってどの資格が必要なのかを見極めて申し込みをしてください。
※資格の種類については「どこよりも詳しく!ヨガインストラクター資格全47種の総まとめ」をご参照ください。
2・実績
最近設立されたばかりのスクールが良くないというわけではありませんが、運営の歴史があるということはそれだけ長く支持されてきたという証明でもあります。年数としては5年以上の運営実績あたりを目安にするといいでしょう。設立年が浅い場合も、卒業生の数などを確認することでどれくらいの稼働実績があるのかの目安になります。
3・場所
RYT200の資格を対面の通学スタイルで取得する場合、少なくとも200時間ほどその場で過ごすことになります。コースによっては通う期間が数年になることもあるので、通いやすい場所であるかどうかも大切です。
マットやプロップスをスタジオに置かせてもらえない場合は、その都度持ち帰る必要がありテキストも荷物も重くなりがちです。駅からの距離も考慮しましょう。
また街によっては、夜と朝と昼では人通りや雰囲気が違う場所もありますので、実際に通う時間帯の確認もできるといいでしょう。
スタジオ自体の雰囲気も大切です。長く過ごす場所ですから、音や明るさ、換気、清潔であるかの現地の確認は必須です。更衣室やシャワーなどは設置されていないスタジオも多いので、気になる方は確認をしましょう。
4・スケジュール
講座によって卒業までの期間もバラバラです。
短ければ1ヶ月、長ければ数年をかけて取得する資格もあります。短期であれば見通しが立ちやすいですが、数年単位の場合、仕事やプライベートのライフスタイルの予期せぬ変化で続けることが難しくなるケースもあります。
その場合、休学などの措置はあるかなどの確認もしておきましょう。
また短期であっても急な予定変更が起こりやすい生活をしている方は、振替ができるか、その場合の方法や追加料金の発生についても確認する必要があります。遅刻や欠席もかなりシビアにルール化されているスクールもあるので、注意が必要です。
5・費用
RYT200の価格設定はおよそ35~60万円くらいが一般的です。内容も期間も様々なので単純に比べることは出来ませんが、全米ヨガアライアンスの本国・アメリカではRYT200の受講料を3,600ドル(日本円にすると399,000円)が平均価格です。OMYOGAではこの価格を基準としています。
※上記の日本円は、1$=107.75円(2019年10月現在)で計算しています。
ヨガアライアンス以外の資格講座の価格設定についても、スクールのRYT200の価格設定を1つの基準として考えることができるかもしれません。
どの養成講座でも一般的には場所代がかからない、オンラインクラスの方が安くなります。逆に都内などに大きなスタジオを所有していたり、たくさんの有名講師を抱えている場合はその値段が学費に反映されます。
ただ相場よりも安い場合は、その理由について確認が必要なケースがあります。必要な監修や人件費が削られていることも考えられ、学習内容に悪影響を与えかねないからです。
また受講費という名目以外に、テキスト代や補助アイテム、振替時の追加料金など別途必要となるケースもあるので、必ず記載されている受講費以外にかかる料金の確認はしっかり行いましょう。
支払い方法も分割やクレジット払いが可能なスクールもあります。必要であれば確認をしてください。
価格については単純な金額の比較ではなく、ご自身がどこに価値を感じるのかで学費を比べる必要があると言えるでしょう。
6・カリキュラム
違いとして最も個性が出るのがカリキュラム内容です。
カリキュラムには座学と実際にからだを動かす実技があります。どちらに重きを置いている講座なのかは、自分が思い描く資格取得後の姿と照らし合わせて検討する必要があります。
例えば資格の部分で比べると、世界的な代表的ヨガ資格の2つ、全米アライアンスに比べ、本場インド政府公認校認定のヨガ指導者養成講座は座学に比重が置かれているなどです。
説明会のなかで、カリキュラムについてのこだわりをしっかり示してくれる講座はいいものである場合が多い印象です。哲学や瞑想などの精神的な部分のアプローチや、解剖学などの医療的アプローチは、力を入れているかいないか比較的講座によって分かれる部分といえます。
チャクラなど精神的な要素についてはご自身の好みで選ぶのがベストですが、解剖学などについては生徒さんに安全なヨガ指導を行うには欠かせない部分であると考えます。スクールがその点を重視しているかについては、専門家の指導や監修が入っているかが目安の1つとなるでしょう。
7・受講システム
オンラインで受けるか、通学で対面で受けるかを決める必要がありますが、スクールによっては、オンラインも対面も自由に行き来できる場合もあります。
オンラインにも対面にもそれぞれメリットとデメリットがあるので、ご自身の希望に合うシステムを選びましょう。
急な予定変更や体調不良等に伴う振替システムがあるかどうか、有料か無料かについても確認が必要です。仕事やご家庭の事情で振替が多く発生しそうな場合は、振替できる予備日が多く、振替が無料で可能なスクールを選んだほうがいいでしょう。
休まずに通うつもりの方であっても、予期せぬ事態を想定しておくことは大切です。休学などが可能であるかについても、念の為確認をしておきましょう。
8・クラスの様子
クラスの雰囲気も最後まで気持ちよく続けるためには大切な要素です。担任制の場合、最初から最後までしっかりと面倒を見てもらえるという点で心強いですが、相性の良し悪しもあるので事前にレッスンを受けたり話を直接聞いたりできると安心です。
クラスの人数に関しては15人前後がおすすめです。あまり多すぎても目が行き届かず、少なすぎても横のつながりが弱くなってしまうという点があります。
男女比や通っている生徒の年齢やヨガ歴(求められるヨガレベル)についても、気になる方は確認しておきましょう。
9・卒業後の様子
ヨガの学びは継続的であることが理想です。ヨガインストラクターとして活動していくためにも必要な姿勢でもあります。そういう意味で、資格を取って終了というスクールはオススメしません。逆に卒業後のサポートがしっかりしている養成講座はいい講座だと言えるでしょう。
卒業後のサポートは主に2種類あります。
1つはスキルアップのためのワークショップや卒業生のつながりを広げるイベントなどが活発に行われていること。もう1つは就職に関わる支援をスタジオオーディションやリクルートなどしてくれることです。
10・評判(口コミ・SNSでの発信)
身近にいる養成講座に通ったことがある人や、自分がヨガを教わっている先生などにおすすめの講座を聞くという方法は信頼性が最も高いでしょう。
またヨガインストラクター養成講座の名前を検索すれば、情報はたくさん集めることができます。口コミがすべて正しいわけではありませんが、いい情報もわるい情報も広く集めることが大切です。
最近、養成講座の実態を知るためにおすすめな方法は、インスタグラムやツイッターで卒業生の発信を探してみるというものです。ハッシュタグ検索を行い、卒業生が実際にどんなヨガをしているのか、どんな交流をしているのかをみることでリアルな実態をつかむことが出来ます。
あなたにぴったりの養成講座がはっきりわかるチェックシート
ぴったりの講座を選ぶためには、比較検討することをおすすめします。各スクールで説明会では、その内容も説明の順序もバラバラです。聞き損じがないように、説明会では各項目をチェックしながら、気になる点はメモ取りながら参加しましょう。
抑えるべきポイントをチェックし忘れないように、説明会や見学会に持参できる、チェックシートをご用意しました。
【使用方法】
各項目、5点満点で数字を記入。(必須ではないと思う項目については「/」で消しておく)
説明会で説明がなかった項目は、質疑応答で確認しましょう。最終的に、合計点数が多いものがあなたの希望に近い養成講座です。
ヨガインストラクター養成講座を検索できるサイト
ヨガインストラクター養成講座の検索に便利なサイトYOGAroomをご紹介します。
登録されていなスタジオもあるかと思いますが、最寄りの駅での検索などに便利です。
まとめ
数あるヨガインストラクター養成講座から自分にぴったり合う講座を探すのは簡単なことではありません。けれど重要度の高いポイントを抑え、客観的に比べれば失敗もなく迷いも少なくなります。
いい養成講座との出会いは、いい先生やスタッフさん、生徒同士のいい出会いでもあります。ここに決めて良かった!と言えるような講座選びができることを心から願っています。
※各スクールの情報は2021/10時点のものです。内容については必ず各校で確認をしてからお申し込みください。