RYT500の取得にはRYT200を取得したあと残り300時間をどんな内容で学んでいくのか?ヨガアライアンスの規定にそって講座例などご紹介します。
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RYT500の学習と実践の教育分野には5つのカテゴリーがあります
500時間のうち200時間はRYT200のトレーニング時間。5つのカテゴリーは、RYT200のカリキュラムにはすべてのカテゴリーが割り当てられています。()は残り300時間のうちの各カテゴリーの必須時間です。
- アーサナ、呼吸法、瞑想法、マントラなど伝統的なスタイルを含むヨガの練習や解説など(50時間)
- ヨガクラスの教え方、ヨガビジネスなど(5時間)
- 解剖学および生理学(15時間)
- ヨガ哲学、ライフスタイル、倫理観(30時間)
- 実習(30時間)
(ヨガアライアンスRYS500より抜粋)
合計130時間が必須です。残りの170時間もこの5つのカテゴリーからトレーニングの焦点に基づいて分配されます。
RYT500取得のための300時間のトレーニングにはどんな講座があるの?
RYT500取得のための講座は、5つのカテゴリーいずれかに当てはまる、または2つ以上のカテゴリーが含まれています。ヨガに関わる様々な分野を多角的な学んでいきます。
1つの講座で、理論・実践・ティーチングを学ぶ構成になっていることが多く、1つのカテゴリーというより複数のカテゴリーが含まれていることがほとんどです。RYT500を目指す講座で学ぶ内容をOMYOGA講座を例に挙げてみます。ここではRYT200は含みません。残り300時間のトレーニングに加算できる講座です。
講師陣もRYT500を目指す講座は複数の講師が担当していきます。講座を担当する講師の区分はOMYOGAでは3つに分かれています。どの講座もヨガアライアンスの規定を満たしています。
- リードトレーナー(ヨガアライアンス登録E-RYT、最小接触時間135時間)
- 登録トレーナー(ヨガアライアンス登録E-RYTまたはRYT登録、最小接触時間は条件を満たしたトレーナーと合わせて135時間)
- 条件を満たしたトレーナー(最低500時間の教育経験または2年間の関連経験、最小接触時間は登録トレーナーと合わせて135時間)
※接触時間は合計270時間。300時間のうち残り30時間は非接触時間が認められています。オンラインでの講座や課題が非接触時間に相当します。
OMYOGAで学べるRYT500対象講座
どのカテゴリに含まれるかは、各講座詳細の備考欄に記載しています。
<休息・リラックス系のヨガを学ぶ>
<ヨガで怪我をしない体の使い方を学ぶ>
<ヨガの指導に必要なで解剖学を知っておきたい>
<カラダとココロについて専門家である医師からヨガの話を聞く>
MTY100 医師に聞くヨガの話では3つの分野について展開しています。
- MTY100医師に聞くヨガの話 整形外科学(カラダ)
- MTY100医師に聞くヨガの話 循環生理学・呼吸生理学(カラダ)
- MTY100医師に聞くヨガの話 精神医学(ココロ)
<アーサナをもっと深めたい。応用を学ぶ>
<卒業生のブラッシュアップを定期的にサポート>
<ヨガクラスに来れるシニア世代にフォーカスした講座>
<マタニティヨガのクラスを開催したい>
<ヨガにまつわる哲学、ライフスタイル、倫理観など包括的に学ぶ>
ヨガに関わる様々な分野の専門講師と出会うことができる
RYT500講座のうち300時間のトレーニングは、それぞれ専門的な講師から学びます。各カテゴリーを担当する複数の講師で構成されています。
分野に関係なく何かを専門的に知っている講師だからこそ、その核となるようなものが感じられます。知識の深さももちろんですが、ヨガを通して学ぶ専門分野は講師のパーソナリティによるところも大きいもの。
興味が薄かったり、苦手だと思っていた分野も今までと違った視点でみれるようになったりします。新たな発見が次への目標やヨガの実践の糸口につながります。
RYT500取得には300時間のトレーニングは1つのスクールで受講することが定められています
5つのカテゴリーがくまなく学べるよう、ヨガアライアンスの規定では1つのスクールで500時間のうち300時間のトレーニングを行うことが定められています。RYT200とは別のスクールでも問題ありません。
RYT500に関連する講座は多くのスクールで開催されています。受けてみたい講座が1つのRYS(ヨガアライアンス認定校)でないこともあります。複数のスクールの講座を受けるのは自由ですが、RYT500の単位加算は異なるスクールの時間を合算することはできません。
またRYSの同じスクールなら開催しているイベントやワークショップでも数時間単位でRYT500に加算できることもあります。
RYT500を目指すなら、そのスクールでRYT200が取得できるか、残り300時間のトレーニングが積めるかを事前に確認することが必要です。スクールによっては取得に期限が設けられていることもあるのでしっかり確認しましょう。